ヨーグルトはその乳酸菌により肉の熟成を促進し、柔らかくする作用があります。タンドリーチキンなどでは、その乳酸菌の作用を最大限活用しています。今回は、スパイスを入れないタンドリーチキンとも言うべき、肉のヨーグルト焼きを作りました。肉の種類は豚と鶏です。
材料
作り方
下ごしらえ
豚肉
今回の豚肉は買ったときから写真のように筋切りがしてありました。筋切りしていない場合は、この写真のように脂のところを切断するように、3-4箇所包丁で切れ目を入れておくと良いです。これにより、焼いている間に筋が縮む事によって肉全体が縮むことを防ぐことが出来ます。
塩胡椒をする
両面にまんべんなく薄っすらと付ける感じで塩胡椒をします。ヨーグルトに溶け出してしまいますので、すこし多めに振ってもらったほうが良いと思います。
ジップロックに詰める
ジップロックに詰めて
ヨーグルトを入れる
ヨーグルトを入れて少し揉むようにして全体になじませます。ヨーグルトの分量はこの時は大さじ三杯ぐらいだったでしょうか。全体に馴染めば大丈夫です。
冷蔵庫で一晩寝かせる
ジップロックの中の空気を抜き、しっかりと口を閉めたら、冷蔵庫で一晩寝かせます。その間にヨーグルトの乳酸菌が肉を柔らかくしてくれます。
鶏肉
鶏肉も手順はだいたい一緒です。最初に塩胡椒を振る前に、皮をフォークでぶっ刺して、穴をいっぱい開けておくところが鶏肉の下ごしらえの特徴でしょうか。こうすることで味が染みやすくなります。
鶏肉もジップロックに入れ、ヨーグルトをなじませた後、一晩冷蔵庫で寝かせます。
焼く
焼くときは、フライパンにオリーブオイルを入れて熱した後、まずは強火で両面に焦げ目がつくぐらい焼きます
その後、蓋をして、弱火にして10分ぐらい蒸し焼きにすることで中まで火が通ります。
鶏肉も同じ手順で焼きますが、鶏肉のほうが火が通りにくいため、鶏肉の方は15分ぐらい蒸し焼きにしたほうが安全だと思います。
ヨーグルトの作用で肉が固くなりにくくなっていますので、多少焼きすぎても肉が固くなりにくいので、じっくり焼きましょう。
完成
塊のままお皿に盛り付けて、ナイフとフォークで食べても良いのですが、今回は、各自が好きなだけ食べられるように、台所で一口大に切って、お皿に盛りました。
鶏肉の方はこんな感じです。焼けたヨーグルトが肉にまとわりついていて、見栄えはそんなに良くありませんが、味の方はただ焼いたより良くなっています。また、冷めても固くなりにくいので、お弁当にも入れられると思いますよ。
過去のレシピ