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 映画「この世界の片隅に」がロングランを続けている。戦時下、広島・呉に嫁いだ主人公北條すずとその家族の暮らし、それを引き裂く戦争を丹念に描いたアニメだ。市街地の約8割が焼失し、1486人が亡くなった長岡空襲を生き抜いた“リアルすずさん”ともいえる、金子登美さん(83)、山田文さん(88)の2人に映画から感じたことや、当時の長岡のことを語ってもらった。

 ――2人とも何度もうなずきながら見ていました。

 金子 驚きました。あのころの生活そのもので、文句をつけるところが全くない。映画を作った人は若い人だろうに。

 山田 アニメは子どもが見るも…

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