米国各地でユダヤ教徒の墓地が荒らされる事件が相次いでいる。動機は明らかになっていないが、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の可能性もあり、関連団体などが危機感を募らせている。
ペンシルベニア州フィラデルフィアのユダヤ教徒の墓地で26日朝、数十個の墓石が倒されているのが見つかった。地元メディアによると、犯行声明などは見つかっていないが、警察は意図的な破壊行為とみて調べているという。
20日には、ミズーリ州セントルイス近郊のユダヤ教徒墓地でも約150個の墓石が荒らされる事件があったばかり。ユダヤ系団体「反中傷連盟(ADL)」は26日、「墓地が冒瀆(ぼうとく)される事件が再び起きたことにぞっとする。これらの攻撃はすぐにやめるべきだ」と声明を出した。ADLによると、ユダヤ系のコミュニティーセンターへの爆破予告も相次いでいる。
トランプ大統領は21日にワシ…
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朝日新聞国際報道部