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【グラニュース】

永井龍、極上の2ゴール 風間グラ白星発進

2017年2月27日 紙面から

 初めてJ2で戦う名古屋グランパスは、新加入のFW永井龍(25)の2ゴールで岡山を2−0で破り、好スタートを切った。同じく降格組の湘南は水戸を下し、福岡はJ3から昇格の大分に敗れた。三浦知良がJリーグ史上初めて50歳で出場した横浜FCは松本に勝った。

 新エースが豪快にJ1復帰への号砲を鳴らした。1トップで先発した永井が、潜在能力の高さを凝縮させた極上の2ゴール。「緊張していたので、ほっとしています。自分でも忘れられないゴールになると思う」と満面の笑みをたたえた。

 グランパスの永井と言えば、FC東京に移籍した謙佑。「名古屋の永井は龍だと示したい」。そう話していた背番号38が、開幕戦で満員の観客に十分過ぎる衝撃をあたえた。

 圧巻の先制点は前半41分だった。前線で櫛引がボールを奪うと、右サイドから鋭いクロス。斜め後方からの難しいボールだったが、永井は倒れ込みながら右足でゴール左隅へ打ち込んだ。「ボレーは得意な形。思い切りの良さが持ち味で、思い切って打っちゃえと思って」と迷いはなかった。

 2点目は後半39分。和泉のパスをペナルティーエリア内右で受けると、右足でニアサイドを強烈にぶち抜いた。「GKの位置はほとんど見えてない。ニアに打とうと、ほんのり思ったぐらいです」。本能と力強さで決めた一撃は、風間監督の初勝利を決定付ける貴重な追加点だった。昨季は長崎で得点ランク5位となる17得点を奪い、一気にブレークした。爆発の裏にあったのは、「アジアの大砲」と呼ばれた元日本代表FW高木琢也監督の教え。クロスへの入り方など技術に加え、FWとしての心構えを学んだ。

 

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