(尾形)SPはいつまでも動く壁のままでいろという事ですか
(尾形)殉職者が何人も出ないと変わらないってことですね
(中尾)爆発事故が起きた病院に加藤元総理がたまたま居合わせたというだけの事です
(尾形)いつまで真実を隠し通すつもりなんですか?
(中尾)検察がもう一度下絵を描き直すまでの間大橋を警護することになりました
(尾形)どうして警護が必要なんですか?
(伊勢崎)こうした世間の耳目を集める経済事件の際は往々にして関係者が怪死したりするだろ?
(伊勢崎)期待してるよ
(尾形)緊急移動用の車両を警護がバレないように普通車両にしよう
(田中)お前がかかわってる事件はそんなに単純じゃないぞ
(リンゴ)SP手ごわいっすね
(ジョン)違うよ。
ポールとジョージがまぬけなんだよ
(ジョン)多少強引にでもすぐに片つけますんで
(中尾)連中が大橋の命を狙った証拠は何もないでしょう
(尾形)要するに警護の増員要請を受けてはもらえないということですね?
(中尾)すべては上が決めていることなんだよ
(井上)どうっすか?
(尾形)このままの体制でいく
(尾形)この部屋の情報がもれてしまっていたようです。
人の出入りが少ないホテルに移動してもらえませんか?
(大橋)いやだ
(尾形)あなたを死なせるようなことは絶対にしません。
約束します
(尾形)15分後にマルタイの移動を開始するぞ。
石田笹本山本はマルタイと一緒に車両で移動だ。
(3人)はい。
オレと井上は移動先のホテルに先着して検索と消毒を行う。
1時間後に再合流だ。
(井上)はい。
(ブレーキ音)
(石田)大丈夫ですか?おケガは?
(石田)大丈夫ですか?
(ジョン)大丈夫です。
ちょっと心臓が弱いもんで。
(石田)すいませんでした。
(ジョン)こちらも不注意でしたから。
(石田)ホントにすいませんでした。
(ジョン)どうだ?
(リンゴ)うん。
ばっちしです。
それにしてもさっきの演技リアルでしたね。
昔ビッグ・アップルのアクターズスタジオで演技の勉強したからな。
今どきビッグ・アップルなんてだれも言いませんよ。
(ジョン)じゃあ人種のサラダボウル?
(リンゴ)ただのニューヨークでいいんじゃないっすか。
(ジョン)つまんないやつだなお前。
(リンゴ)つまんないっすよ。
(大橋)拘置所に入る前の予行演習だな。
これまでどおりのルールでお願いします。
(大橋)わかってるよ。
(尾形)隣の部屋は押さえたが侵入の形跡がないか1時間ごとに検索を行え。
これまで以上に気を引き締めて警護にあたるぞ。
(4人)はい。
・
(ジョンの鼻歌)・
(ジョンの鼻歌)・
(ジョンの鼻歌)
(ジョン)終わったか?
(リンゴ)もうまもなくっすね。
食べるんすか?
(ジョン)後でな。
(リンゴ)火薬の染みっぽいっすね。
(ジョン)うん。
リアリズムってやつだな。
どうかしましたか?
(大橋)ホントに大変な仕事だね。
働きに見合うような金はもらってるの?わかりません。
わからないってどういうこと?仕事の価値をどうやってお金に換算していいのかわからないんです。
だから見合うかどうか答えようがありません。
まじめでつまらない答えだな。
ねえ?ホントは僕みたいな人間を警護するのは嫌なんだろう?警護の任務に就いた瞬間から警護対象者がどのような方であれ好きになるように努力しますから。
ふっ。
それって結局僕のこと嫌いって言ってんの?いや。
そうじゃありません。
(大橋)冗談だよ。
ホントにまじめなんだな。
君たちの目は僕が大人になってから見てきた目のだれにも似てないよ。
僕の周りにいた連中は全然違う目をしてた。
僕もたぶんその連中と同じような目になってるんだろうな。
娘が大きくなったら君たちみたいな目の持ち主と結婚してほしいな。
僕は逮捕されたら長く刑務所に行くことになるのかな?わかりません。
娘の結婚には間に合うかな?わかりません。
適当に答えてくれればよかったのに。
ホントにまじめなんだな。
ジャマして悪かったね。
(すすり泣く声)
(ノック)・
(大橋)そういうことなんだよ。
(ボーイ)お食事をお持ちいたしました。
(山本)ちょっとわかんない。
(大橋)わかんないの?投資事業組合っていうのはね簡単に言うと中身がだれのものかわからないようになってる大きな財布のことなんだよ。
もっとわかりやすく説明するとだな。
えー。
あっ。
ちょっと千円札貸してくれるかな?この財布が投資事業組合。
(大橋)もう山本君の千円札をほかの人はだれも見分けることができない。
でも僕は山本君がいくら出資したのかをちゃんと覚えている。
僕はこの財布の中身を使って金もうけをする。
そしてもうけた分から山本君にお返しをする。
僕の財布には本当にいろんな金が集まってきたよ。
僕はそれを使ってうまく金もうけをした。
法に触れるようなことをたくさんしてね。
そして僕に金を預けたのは素性をバラされたら困るような人間ばかりだったってわけさ。
僕を殺してでも秘密を守りたいと思うような人間ばかりだったってわけさ。
(笹本)返してもらいなさいよ。
(山本)返してください。
僕の千円。
(大橋)ハハハ。
バレたか。
気が向いたらホントに僕に金を預けてごらん。
たっぷり返してあげるから。
まあ死なずに済んだらの話だけどね。
(井上)よっ。
(田中)よう。
正義の特撮ヒーロー。
何だよ。
地味で女にモテないジェームズ・ボンド。
(田中)やなこと言うね。
公安の人間に対する禁句だぞそれ。
ここ何日目だ?6日目かな?
(田中)ふーん。
何だよ?
(田中)いや別に。
じゃあいいや。
もっとしつこく聞けよ。
すぐあきらめんなよ。
どうせいつもの内部情報だろ。
興味ねえよ。
あーそうっすか。
じゃあいいや。
ホントにご苦労さん。
緊急時の動線のチェック行ってきます。
(ドアの開く音)・
(エンジン音)
(男)カゴ下ろして。
(男)はい。
(男)大丈夫か?もう1つ。
(男)早く早く。
(男)よし行くぞ。
ちゃんと仕事覚えろよ。
(ジョン)コーヒー2つ。
(リンゴ)大丈夫っすかね?
(ジョン)奇跡でも起きないかぎり大橋は間違いなくゴートゥヘルだな。
(リンゴ)つうか前から聞こうと思ってたんすけど英語どこで習ったんすか?
(ジョン)言ってなかったっけ?僕はイギリスからの帰国子女だからほぼネーティブだよ。
(リンゴ)へえ。
(ジョン)お前信じてないだろ?
(リンゴ)いや。
信じてますって。
(ノック)何ですか?
(北野)お届け物ですが大橋さんですか?違いますが。
大橋さんいらっしゃいますか?いません。
(北野)困ったな。
ちょっと待ってください。
緊急避難だ。
石田笹本山本。
マルタイを連れて速やかに車両に移動しろ。
(石田・笹本)はい。
向こうで話を聞かせてもらえますか?
(北野)はい。
(爆発音)石田さん応答願います!石田さん!
(大橋)あっ!?
(ガラスに当たる音)降りて!降りてください!早く!
(石田)降りるぞ!
(山本)はい!できるだけ遠くに。
(石田)わかった。
こっちだ!
(山本)はい!
(尾形)井上。
どうした?応答しろ。
井上。
井上。
大丈夫か?間一髪でした。
たぶんそっちの箱はおとりです。
(石田)開けてくれ。
奇跡起きちゃいましたね。
最近のSP手ごわいっすね。
(リンゴ)あっ。
釣れないっすね。
(尾形)マルタイの様子は?わかった。
マルタイはプライムホテルの305号室に入った。
オレたちもすぐに向かうぞ。
あのう…。
何だ?車両のチェックを怠りました。
すいませんでした。
いや。
車両の徹底チェックを指示しなかったオレのミスだ。
普通車両っていう保険に頼りすぎた。
敵がここまでやってくるんだったら今の警護体制じゃ足りないっすね。
わかってる。
わかってるさ。
(大橋)うち帰らしてくれ。
お願いだから。
わかりました。
あした上に伺いを立ててみますので。
(ノック)失礼します。
ありがとう。
はい。
わかりました。
失礼します。
(西島)まあ座ってください。
大橋正一の警護の件なんですが。
(伊勢崎)その件なんだけどね今みんなで君のチームの活躍に感心していたところなんだよ。
爆弾の件は本当にお手柄だったね。
ご苦労さまでした。
うん。
(中尾)大橋の件ですが警護課は外れることになりました。
どうしてですか?検察からの要請です。
大橋の逮捕も今の時点では見送る方針のようです。
(西島)結局新しい下絵もうまく描けなかったみたいですね。
江上たちは相変わらず完全否認を通しているし新しく目立った証拠も出てこない。
この流れじゃ連中を懲役に送る事はできないでしょうからこれ以上余計に手をつっこむのはやめるようです。
検察としては連中を一応逮捕したことで世間に一罰百戒の効果をアピールできたという路線で落ち着かせるようです。
(伊勢崎)検察は今大変みたいだよ。
責任のなすりつけあいで。
まあそんなわけで今日の18時をもって大橋の警護は解除するから。
そもそも証人警護は警護課の職域からずれた任務だったしわたしは乗り気じゃなかったんだ。
わたしから仕事を奪わないでください。
殺されるとわかってるような人間が目の前にいるのに知らないふりをして立ち去れと言うんですか!?
(中尾)尾形君!事件が落ち着きを見せるまで引き続き任務に就かせてください。
お願いします。
(伊勢崎)しかたがないな。
どうしても警護を続けたいなら民間に下りてボディーガード業でも始めるといいんじゃないのか?じゃあ行きましょうか。
組織の中で生き残るすべを早く学びなさい。
キバをむいて生き残った人間など1人もいないよ。
君には期待してるんだからな。
(西島)君の気持はわかるよ。
でも今は上の決定におとなしく従っておいたほうがいい。
わたしも君には期待してるんだからね。
失礼します。
(ジョン)はいそうですか。
はいわかりました。
じゃあ念のため片つけときますね。
今回のようなことはもう二度とないと思いますので。
安心してください。
(リンゴ)何すか?SPが警護から外れんだって。
(リンゴ)そうなんすか?せっかく作ったのになぁ。
(ジョン)ホントはこんなの使わないほうがいいんだから結果オーライだろ。
(リンゴ)まあそうっすけど。
(ジョン)またおフロで死んでもらいますか。
(リンゴ)そうっすね。
ちょっと危ないよ。
危ない危ない。
危ないから。
(ジョン)おお!?今回の任務は終了だ。
帰庁して装備を解いた後解散しろ。
今夜はみんなで飲みにでも行け。
(ノック)失礼します。
僕に死ねって言ってるのか?知り合いがやっている警備会社です。
今すぐに連絡を取って警護を頼んでください。
僕に死ねって言ってるんだ。
多少費用はかかりますが。
死ねってことだろ!それならなぜ悪に手を染めた!法を犯すことにリスクがないとでも思ったのか!
(大橋)これから先生まれ変わってまじめに生きていこうと思ってるのに。
都合のいいときだけ善人になろうとするな!僕が死んだら妻と娘はどうなるんだ!?ねえ?尾形さん!とにかくすぐに名刺の電話番号に連絡を取ってください。
わたしからも連絡を入れておきますので。
金か?金ならくさるほど持ってるんだ。
尾形さんにはちゃんとお礼をする。
もちろんバレないようにするから。
尾形さん。
尾形さん!
(ガラスの割れる音)・『wayoflife』2017/02/22(水) 00:55〜01:40
関西テレビ1
SP(エスピー) #07[再][字]
「特別警護を完遂せよ」
詳細情報
番組内容
井上(岡田准一)と尾形(堤真一)が、ポール(チョウ・ソンハ)とジョージ(中川智明)を確保。だが、彼らが大橋(片桐仁)を狙ったという証拠はなく警護増員は認められないため、危険を犯してでも警護を強化できる小規模ホテルへ移動することを余儀なくされる。しかし、その移動車に発信機を付けた犯行グループのジョン(多田淳之介)とリンゴ(日下部そう)は、不敵にパイプ爆弾を作るのだった。新しいホテルに到着、大橋はそ
番組内容2
の狭さに不満顔だが、井上たちは目に見えない危険を感じ厳重な警護体制をとる。そしてその井上らの姿に、大橋の中で今までとは違う感情が生まれてくる。 ある日、緊急時の導線チェックでホテル地下駐車場にやってきた井上。素早く状況をチェックするが、既にジョンが移動車に爆弾を仕掛け終わった後だった。井上は微かな異変を感じるもののリネン会社の車に気を取られ、ジョンに気づかず館内へと戻ってしまう。 その数時間後、
番組内容3
警護交代で石田(神尾佑)、笹本(真木よう子)、山本(松尾諭)も含め5人が揃った時にバイク便が届く。大橋あてと聞き「いません」と答えながら宅配物を見た尾形は、箱に油の染みを見つける。危険を感じた尾形は石田班に大橋の緊急避難を命じ、自分は配達員を部屋から引き離す。井上は尾形の後を追うが、突如その一連の流れに作為を感じ取り、脳裏に刻まれている駐車場の記憶とともに、思考を目まぐるしく稼働させ・・・。
出演者
岡田准一
真木よう子
松尾諭
神尾佑
平田敦子
野間口徹
片桐仁
堤真一ほか
原作・脚本
【原案・脚本】
金城一紀
監督・演出
【プロデューサー】
高井一郎
【総監督】
本広克行
【演出】
波多野貴文
藤本周
音楽
菅野祐悟
【主題歌】
「way of life」V6(avex)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32724(0x7FD4)
TransportStreamID:32724(0x7FD4)
ServiceID:2080(0x0820)
EventID:55419(0xD87B)