国民戦線への不正融資でルペン党首の「親友」を起訴、フランス
2017年02月26日 16:43 発信地:パリ/フランス
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【2月26日 AFP】フランス大統領選に立候補している極右政党、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首の親友が、FNに不正融資をしたとして起訴されていたことが分かった。司法筋が25日、明らかにした。
激戦となっている仏大統領選の有力候補の一人、ルペン氏に近い人物が不正行為で起訴されたのはここ数週間で2人になった。
FNの選挙候補者の広報活動を行ってきた会社「リワル(Riwal)」を率いるフレデリック・シャティヨン(Frederic Chatillon)被告は、FNの外郭団体「ジャンヌ(Jeanne)」に融資したとして起訴された。
事件に近い筋によると、フランスでは企業が政党に寄付することが禁じられているため、リワルがFNに直接融資した今回のケースは違法となる。
2014年と2015年の地方選と欧州議会(European Parliament)選におけるFNの資金集めの捜査の中で、シャティヨン被告は今月15日、リワルの資産を横領した罪で起訴された。
今月22日には、ルペン氏の個人秘書を務めるカトリーヌ・グリゼ(Catherine Griset)被告もFNが欧州議会から約34万ユーロ(約4000万円)をだまし取った疑惑に関連し、背任の罪で起訴されている。(c)AFP
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