飯塚市長に前市教育長…賭けマージャン「反省」

賭け麻雀認めた前教育長当選

飯塚市長に前市教育長…賭けマージャン「反省」

飯塚市長に前市教育長…賭けマージャン「反省」

支持者らに祝福される片峯さん

 賭けマージャンをしていた福岡県飯塚市の斉藤守史もりちか前市長の辞職に伴う市長選が26日投開票され、市政の継続を訴えた新人の前市教育長・片峯誠氏(60)(無=自民、民進、公明推薦)が、市政刷新を掲げたほかの新人2人を破り、初当選した。

 片峯氏は、斉藤氏らと賭けマージャンをしたことがあると明かした上で、「反省している。市民の審判を仰ぎたい」と選挙戦に臨んだ。同市を地盤とする麻生副総理兼財務相のほか、自民、民進両党の県議、公明党参院議員らの来援を受け、組織戦を展開。賭けマージャンに対する批判も受けたが、大きな影響はなかった。

 当選を決め、市内の事務所で「飯塚市を未来に向けて前進させたい。マージャンは一生しないと決めている」と述べた。

 元市議・小幡俊之氏(59)(無)と、弁護士・小宮学氏(61)(無=共産推薦)の2人は、市政刷新とマージャン問題の真相究明などを掲げたが、及ばなかった。

 当日有権者数は10万7594人、投票率は43・14%だった。