Xperia Z3 Compact(エクスペリアZ3コンパクト)のNTTdocomo版であるSO-02Gのroot(ルート)化、recovery(リカバリ)導入手順を細かく載せてみました。
今回の作業は、途中でやめればAndroidバージョン5.0.2Lolipop(ロリポップ)、最後まで行えば6.0.1Marshmallow(マシュマロ)となります。
元々はAndroid4.4KitKat(キットカット)で動作する端末なのですが、2段階もバージョンアップ可能だなんて、どれだけ素晴らしい端末なのでしょうか!
以下、久しぶりのお約束です。
root化、バージョンアップ、アップデート、カスタマイズを行うに当たってはデメリットとして
- メーカー保証外になる
- 全て自己責任で解決する必要がある
- 文鎮化した場合、事前に復旧手段を準備していないと本当の文鎮になる
などがありますので注意して下さい。
しかし、メリットとして
- 自由にカスタマイズ(改変)
- Androidの新バージョンのみ対応のアプリが動作
- プリインストールアプリ、ゴミソフトを削除
- クロックアップ(処理速度変更)
- OS&アプリを現在の状態でバックアップ&レストア
- ファイルシステムにアクセス
- ファイルシステムをアップグレードして高速化
- とてつもなく便利なroot化必須のアプリが利用可能
- 自由にAndroidのバージョンアップダウン可能
- カスタムROMのインストール
- Playストア外の野良アプリのインストール
- とりあえず自己満足(笑)
などたくさんの恩恵を受けることができます。
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それでは少々長いですが今回の作業の流れを書かせて頂きます。
参考サイト
キューブ実験室
非常に便利なroot化ツールを製作して無償公開されているキューブキューブ様のサイトです。
トップページ右中央の「お気持ち」からPayPal支援をされるとお喜びになられるかもです。
※制作者様のご負担になるので初歩的な質問はされない様お願い致します。
作業環境
- Windows10Pro 64bit v1607 Build14393
- jdk-7u80-windows-x64.exe
Java SE Development Kit 7 – Downloads | Oracle Technology Network | Oracle - android-sdk_r24.4.1-windows.zip
Download Android Studio and SDK Tools | Android Developers - ggsetup-2.2.0.10.exe
semc usb flash driver | Sony Ericsson XPERIA X10 - flashtool-0.9.18.6-windows.exe
Flashtool – Xperia device flashing
※記事「Windows10におけるADB接続とROM書込環境設定」と全く同じ環境で行っています。
ファイルの準備
ツールのダウンロードと展開
- XperiaFirm
- PRFCreator
上の2ファイルをダウンロードしてWindows上の適当な場所に展開しておく。
ファイルのダウンロードと生成
- SO-02G_23.0.B.1.59_docomo.ftf
上の1ファイルをダウンロードしてFlashtoolのfirmwaresフォルダにコピーする。※標準firmwaresフォルダはC:\Users\[ユーザー名]\.flashTool\firmwaresです。
- rootkitXperia_20150926.zip
- Z3C-lockeddualrecovery2.8.26-RELEASE.combined.zip
上の2ファイルをダウンロードしてWindows上の適当な場所に展開(解凍)しておく。 - twrp_prerooted_Z1C_lollipop.zip
上の1ファイルをダウンロードして端末(SO-02G)内にそのままコピーする。 - dummy_flashable.zip
- RecRootV4_combined.zip
上の2ファイルをダウンロードしてWindows上の適当な場所に展開せず保存しておく。 - SO-04Gビルド23.5.B.0.303FTF(非SO-02G)
上の1ファイルを生成する。※生成方法は以下の「SO-04Gビルド23.5.B.0.303FTFのダウンロード」「SO-04Gビルド23.5.B.0.303FTFの生成」を参照して下さい。
- rooted&recovery導入済SO-04Gビルド23.5.B.0.303FTF
上の1ファイルを生成して端末内にそのままコピーする。※生成方法は以下の「rooted&recovery導入済SO-04Gビルド23.5.B.0.303FTFの生成」を参照して下さい。
SO-04Gビルド23.5.B.0.303FTFのダウンロード
XperiaFirmを起動してXperia→SO-04G→1296-2804→23.5.B.0.303/R13Dの順にクリックする。
Firmware DetailsでDownloadをクリックする。
適当なフォルダを選択し保存場所を決めOKをクリックするとダウンロードが開始される。
ダウンロード中
ダウンロード終了メッセージDownloaded successfully!を確認後Closeをクリックして終了する。
SO-04Gビルド23.5.B.0.303FTFの生成
FlashToolを起動してTools→Bundles→Createの順にクリックする。
先ほどダウンロードしたファイルのフォルダを選択してOKをクリックする。
Deviceはダブルクリックで選択、Branding、Versionを入力して、folder listの中を全て選択した後->をクリックする。
※Device、Branding、Version名は本当に適当でも良いですがわかりやすものにしておきましょう。
folder listが空になったことを確認してCreateをクリックするとファイル生成が開始される。
ファイル生成中
ファイル生成終了メッセージBundle creation finishedを確認後×をクリックして終了する。
※通常の生成先フォルダはC:\Users\[ユーザー名]\.flashTool\firmwaresです。
rooted&recovery導入済SO-04Gビルド23.5.B.0.303FTFの生成
PRFCreatorを起動して
- FTF Fileに先ほど生成したSO-04Gビルド23.5.B.0.303FTF(SO-04G_23.5.B.0.303_NTT DoCoMo JP.ftf)を選択
- SuperSU Zipにdummy_flashable.zipを選択
- Recovery ZipにRecRootV4_combined.zipを選択
- IncludeのKernelをチェック
してCreateをクリックする。
ファイル生成中
ファイル生成終了メッセージFinishedを確認後×をクリックして終了する。
※PRFCreatorフォルダ内にflashable-prerooted.zipが生成されますので端末(SO-02G)内にそのままコピーします。
作業
※慣れている方は番号の付いた見出しのみ確認して頂ければスムーズに作業を終えることができます。
純正4.4.4化、root化、recovery導入
1.WindowsでSO-02G_23.0.B.1.59_docomo.ftfを書込
FlashToolを起動して書込ボタンをクリックする。
Flashmodeを選択してOkをクリックする。
Firmware内のSO-02G 23.0.B.1.59 docomoを選択して設定はそのままでFlashをクリックする。
電源オフ状態の端末(SO-02G)をボリュームダウンボタンを押しながらUSB接続する。
書き込み中
※下の緑色のゲージが進み始めたらボリュームダウンボタンを放して書き込み終了まで約6分待ちます。
書き込み終了メッセージFlashing finished.を確認後×をクリックしてFlashToolを終了する。
USB接続を外す。
2.端末でUSBデバッグ→オン、提供元不明のアプリ→オンを設定
端末の電源を入れる。
※起動に約2分掛かります。
言語設定は日本語、その他のGoogleアカウント設定、Sonyセットアップ、ドコモサービス設定は飛ばして進む。
※この後の作業で設定は全て初期化されますので設定は不要です。
「設定」から「端末情報」に入り、「ビルド番号」欄を7回連打する操作を行い、「設定」内に「開発者向けオプション」を表示する。
「設定」内「開発者向けオプション」にある「USBデバッグ」にチェックを入れる(許可する)。
「設定」内「セキュリティ」にある「提供元不明のアプリ」にチェックを入れる(許可する)。
3.WindowsでrootkitXperia_20150926.zipを実行してroot取得
※必須ではありませんが、最初に端末で「設定」→「画面設定」→「スリープ」の時間を「30分」にしておくとミスも減りますし作業がスムーズに行えます。
端末を電源オン状態のままUSB接続する。
その直後、端末上で「ソフトウェアをインストール」画面が出るので「今後表示しない」にチェックを入れスキップをタップする。
展開したrootkitXperia_20150926内のinstall.batを実行する。
Windowsでコマンドプロンプト(真っ黒な画面)が立ち上がりその直後、端末で「USBデバッグを許可しますか?」画面が出るので「このパソコンからのUSBデバッグを常に許可する」をチェックしOKをタップする。
端末が自動再起動する。
コマンドプロンプトでall finishedが表示されたらコマンドプロンプトを閉じる。
※キーを押しても閉じない場合は×ボタンで終了して下さい。
4.WindowsでZ3C-lockeddualrecovery2.8.26-RELEASE.combined.zipでリカバリ導入
展開したZ3C-lockeddualrecovery2.8.26-RELEASE.combined内のinstall.batを実行する。
「1」を入力してEnterを押すとリカバリのインストールが始まる。
インストール中、端末画面を注視し「スーパーユーザーリクエスト」が表示されたら直ぐさま「許可」を押す。
※直ぐさま押さないと失敗する可能性があります。
少し待機して1度目の「続行するには何かキーを押してください . . .」メッセージが表示されたらEnterを押す。
「Installation finished.」と同時に2度目の「続行するには何かキーを押してください . . .」メッセージが表示されたら、Enterを押しコマンドプロンプトを閉じる。
※キーを押しても閉じない場合は×ボタンで終了して下さい。
※端末が自動再起動してTWRPが起動します。
※その後、USB接続はそのままでも外してもOKです。
純正5.0.2化、root化、recovery導入
- 電源オフからのTWRP起動方法
- 電源を入れて、起動中に左上のLEDが緑色に点灯したタイミングでボリュームダウンボタンを1秒間押す。
タイミングが不明なら、起動直後からTWRP画面が表示されるまで1秒間オン→1秒間オフ→1秒間オン…を繰り返す。
紫色に点灯すれば成功となりTWRPが起動する。 - タップの意味
- 画面を押すこと
- スワイプの意味
- 画面上のボタンに触れてそのまま決まった方向にずらすこと(ここでは右方向のみ)
5.TWRPでtwrp_prerooted_Z1C_lollipop.zipをインストール
TWRPのホーム画面でInstallをタップする。
端末内に保存したtwrp_prerooted_Z1C_lollipop.zipを選択する。
※上のStorage欄をタップすると内蔵ストレージとSDカードを切り替えることができます。
右にスワイプしてインストールを開始する。
インストール中
「Successful」メッセージを確認してインストール終了。
Reboot Systemをタップして再起動する。
※起動に約10分くらい掛かります。
6.再度Windowsで、Z3C-lockeddualrecovery2.8.26-RELEASE.combined.zipでリカバリ導入
先ほどと同じくZ3C-lockeddualrecovery2.8.26-RELEASE.combinedをインストールする。
※ここで作業を終了すればAndroidバージョン5.0.2になります。
純正(SO-04G版)6.0.1化、root化、recovery導入
7.TWRPでrooted&recovery導入済SO-04Gビルド23.5.B.0.303FTFから生成したflashable-prerooted.zipをインストール
TWRPのホーム画面でInstallをタップする。
端末内に保存したflashable-prerooted.zipを選択する。
右にスワイプしてインストールを開始する。
インストール中
「Successful」メッセージを確認してインストール終了。
Homeをタップしてホーム画面に戻る。
8.TWRPでFactoryResetの実行、Dalvik Cache、cache、DataをWipe
ホーム画面でWipeをタップする
Swipe to Factory Resetをスワイプする。
ファクトリーリセット中(工場出荷時状態に初期化中)
「Successful」メッセージを確認してリセット終了。
Backをタップする。
Advanced Wipeをタップする。
Dalvik Cache、cache、Dataの3つをチェックしてSwipe to Wipeをスワイプする。
ワイプ中(Dalvik Cache、cache、Dataを削除中)
「Successful」メッセージを確認してワイプ終了。
ホームボタン(ホームベース様のボタン)をタップする。
※画像が途切れていますがホームボタンは左下にあります。
Reboot、Systemの順にタップして再起動して作業終了。お疲れさまでした(*^_^*)
※リカバリは既に入っているので再度入れる必要はありません。この再起動は約7分弱掛かります。
※参考※ ブートループに陥った場合の対処
途中で作業をミスっていると、再起動をかけたタイミングで起動画面の繰り返し表示状態いわゆるブートループに陥ることがあります。
その場合は、電源ボタンとボリュームアップボタンを同時に押して3回振動するまで押し続けることで強制的に電源を切るしかありません。
しかし作業は最初からやり直しになりますのでミスには気をつけましょう。
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まとめ
すっかり、SO-02Gのアップデートとroot化祭にすっかり乗り遅れてしまいました。
ツール開発者様と先人の方々に感謝しつつ随分遅くなりましたが後追いさせて頂きました。
今回のROMは純正docomo版6.0.1なのでスクリーンショットは省略しました。
NFCやテザリングの動作確認していませんが、LTE通信、Wi-Fi、dアカウント設定は正常動作します。
NTTdocomoSIMカードを使う場合はspモードのAPN設定も不要です。
SO-04GのROMを利用しているためモデル番号はSO-04Gと表示されますが特に支障はありません。
気になる方はbuild.propを書き換えて表示をSO-02Gに戻すのもよいでしょう。
私は気にしないのでそのままです。
もしbuild.propを書き換えする場合、フリーズしたり再起動したり起動しなくなる可能性があるので、必ずbuild.propファイルはもちろんOSのバックアップも必ず行っておきましょう。
その際build.propの59行目ro.build.type=userをro.build.type=userdebug書き換えた後、開発者オプション→マルチウィンドウモードを有効化にして試してみるとAndroid7っぽく新鮮で面白いです。
国内版でカスタマイズ出来る最後?のXperiaZ3シリーズにようやく触れることができて満足しています!
Z3Compactはこんなに小さいのにZ3と同じSnapdragon801が搭載されているので非常にスムーズに動作してくれ頼もしい限りです。
余談ですが、記事にまとめるため端末での作業を同時進行していたのですが、1回ブートループに陥り一瞬アセりました^^;
ちなみにこのブートループはflashable-prerooted.zipを生成する際Kernelにチェックを入れなかったことが原因でした。
一つでも作業をミスると失敗しますのでお気をつけ下さい。
あくまで自己責任なのですが、書き込み中にUSB切断したり他機種のROMを書き込むなどよほど無謀なことをしなければ、ブートループに陥るくらいなので最初の作業から再度やり直しが可能です。
※今回はSO-02GにSO-04GのROMを入れましたが、内部的に同じものなので他機種でもOKな特殊ケースとなります。
docomoアプリが満載ですが、久しぶりに使うと新しい発見があるかも知れないのでこのまま削除せず使ってみようと思います。
いや~、このサイズ感、この性能、この中古価格、最高です!
また、やはりrooted端末は触っていて楽しく飽きませんね。
スマホは小さいですけど立派な1つのコンピュータですから、PCと同じようにカスタマイズして楽しめるのは醍醐味の1つです。
しかしっ!
国内キャリア版(NTTdocomo,au,SoftBankMobile)の端末でカスタマイズを楽しめるのもZ3シリーズまでかも知れません。
なぜなら国内キャリア版XperiaZ4以降ではroot化が困難になってきているからです。
国内キャリア版XperiaZ4以降からは、システム変更が検知されるとブートループに陥るなど現状ではカスタムできないような作りになっています。
そのため現状で最新機種のカスタマイズを楽しむには、ブートローダーをアンロックすることができる上で、dm-verityを無効化するカーネルが書き込めることができるグローバル版が必要になってきます。
国内キャリア版はキャリアや中古屋で簡単に入手できるので便利ですが、後でカスタマイズする場合のことを考え、EXPANSYSなどの通販サイトでグローバル版を入手しておくと後で後悔しなくてすむかもしれません!
前に、私はグローバル版を入手するため、いくつかの輸入通販サイトを探し回ったことがあるのですが、最終的に比較的メジャー、価格改正が頻繁で手頃な値段、余り口コミでトラブルがないEXPANSYSでXperia Z5 Premium(E6853)を購入しました。
海外版なので基本海外からの発送ですが遅くならず4、5日で商品が届いたこともあるので、Xperia Xシリーズ、Xperia Z5シリーズを検討している方は一度EXPANSYSを確認するのも手です。
今思い出しましたがNEXUSリファービッシュ品(再生品)を注文したとき壊れていたのは内緒です^^;
「症状を確認させて頂きたい」ということで動画を撮ってYoutubeにアップロードする手間はありましたが、完全日本語OKのメール対応で、やりとりもスムーズでしたので安心して交換手続きができました。
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