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辛島文雄さん死去 ジャズマンの姿、最後まで

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 2015年にすい臓がんを公表後も闘病しながら活動を続け、24日夜に東京都内で亡くなった日本を代表するジャズピアニスト辛島文雄さん(68)。最後までライブ演奏にこだわる姿勢を貫き、東京・新宿ピットインで14日にあったライブは、担当医から許可を得て出演していた。22日夜に病態が急変したという。
 旧友上田耕作さん(69)=大分市=は最後の演奏を聴いた。「昔から仲間とやっていたスタンダードを演奏してくれた。ステージの合間は控室で横になっていた。痩せてはいたがピアノの前では目つきがしっかりし、最後まで力強いタッチ。ジャズマンとして燃え尽きたと感じる」。4月まで大分や熊本でのコンサートを計画していた。
 高校時代からジャズに傾倒し、後に米国で修業。1980年から6年間にわたって世界的ジャズドラマー、故エルビン・ジョーンズ氏のバンドに参加するなど目覚ましい活躍をした。
 父親は大分大学元教授の武雄さん。兄は県内で数々の音楽指導をしてきたチェリストで指揮者、作曲や編曲も手掛ける光義さん。東京芸術大名誉教授でクラシックピアニストの輝治さんも兄で、音楽一家に生まれた。光義さん(73)は「若い頃からジャズに漬かりっぱなしで、悔いのない人生だっただろうけど、68歳は早過ぎた…」と話した。
 古里大分市では昨年4月にブリック・ブロックで演奏し、多くの知人や友人から声援を受けた。
※この記事は、2月25日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。

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