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【ドラニュース】

ニュー又吉、先発投球術!!

2017年2月26日 紙面から

 ◆中日4−1広島 新しい自分が、くっきりと見えてきた。今キャンプ3度目の先発で、与えられたのは4イニング。「結果にこだわっていきたい」と言う又吉克樹投手(26)が、オープン戦開幕の真っさらなマウンドで期待に応えた。

 菊池、田中、鈴木の侍トリオにくわえ、昨季リーグMVPの新井も不在とはいえ、昨季のリーグ王者の自信にみなぎっている。3番・丸や5番・エルドレッドとの対戦は「評価に直結する」と特に頭に入れていた。「生命線」という内角に果敢に投げ込み、外角との出し入れで勝負。中軸の2人とは2打席ずつ対戦し、快音を許さなかった。

 3回に先頭からの連打で無死一、三塁のピンチを招き、西川の二ゴロの間に失点した。自身は「点を取られたのは反省」と言うが、同時に先発「らしい」姿を見せた場面でもあった。

 入団から3年間担ってきた中継ぎなら、1点もやれない場面。狙うのは三振かポップフライだ。だが、先発、それも試合序盤で重要なのは、傷口を広げず、常に最少失点を心掛ける投球術だ。内野は二塁での併設狙いで「ゴロを打たせようと思った」バッテリーは、内角の直球を選択。詰まらせすぎて併殺こそ取れなかったが、思惑通りにゴロを打たせた。

 計56球で4イニングを投げ、3安打2奪三振の1失点。「自分としては同じ力で乗り切れた」と振り返るように、最速145キロの直球に陰りは見えなかった。友利投手コーチも「思った以上に安定していて崩れなかった」と評価。堂々の開幕ローテ候補として「次は6イニングくらい見てみようかと監督とも話している」と期待する。

 

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