アイスホッケー男子韓国代表はこれまで日本代表を前にするたびに小さくなっていた。冬季アジア大会で8回対戦したが、勝者はいつも日本だった。これまでに入れたのは15ゴール、奪われたのは78ゴールだった。24日午後、札幌で9回目となる冬季アジア大会の韓日戦(札幌・月寒体育館)が行われた。全1700席が完売、日本のファンたちは「ニッポン!ニッポン!」と叫んだ。
これまでの対戦成績は韓国の2勝19敗1分と絶対的な劣勢だった。ところが、韓国のDFソ・ヨンジュン(21)にとっては違っていた。自身が韓国代表に選ばれて代表戦デビューしてから日本に負けたことがなかったからだ。ソ・ヨンジュンは韓国が日本に対して34年ぶりの勝利を遂げた昨年4月の世界選手権の韓日戦でデビュー、今月11日のユーロチャレンジで日本を3-0で破った時もリンクにいた。ソ・ヨンジュンは「試合開始前、先輩たちと集まって『6-7ゴール差で日本に勝とう』と話した」と語った。試合は、韓国が日本に4-1で勝った。
最近3回の対戦で負けていた日本代表たちは苦い表情で韓国の選手を見ていた。日本代表はアジア大会の韓日戦で初めて自国の国歌ではなく、韓国国歌「愛国歌」を聞く羽目になった。アイスホッケーは試合終了後、勝利チームの国歌のみ演奏することになっている。ペク・チソン(ジム・ペク)監督は試合後、「選手たちの努力が今回の試合を通じて保障されたようだ」と話した。
26日の最終日の試合で韓国が中国を下し、カザフスタンが日本に勝てば、金メダルはカザフスタン、銀メダルは韓国のものとなる。韓国の冬季アジア大会過去最高成績は銅メダル(2011年アスタナ・ アルマトイ大会)だ。