川内原発2号機再稼働 24日臨界、27日発・送電再開へ

(2017 02/24 00:15)
 九州電力は23日午後9時半、定期検査中の川内原発2号機(薩摩川内市、89万キロワット)の原子炉を起動、再稼働させた。新規制基準の下、法令に基づく定検のため停止した原発が再び稼働するのは、川内1号機に続き全国で2基目。
 鹿児島県は、熊本地震の影響を調べるため九電が実施している特別点検と定検の結果について、新年度に入り開く県の専門委員会で検証してもらう考え。ただ、1号機と同様、専門委は「熊本地震の影響はなかった」と結論付けるとみられ、三反園訓知事が2号機の運転継続についても容認する公算が大きい。
 2号機は、徐々に冷却水のホウ素濃度を薄めるなどして、24日午前10時に核分裂の連鎖反応が安定する「臨界」に達する見通し。27日午前11時に発電と送電を再開する予定だが、タービンの動き次第で26日午後に早まる可能性もある。3月24日に予定される原子力規制委員会の最終検査を経て営業運転に移る。
(記事全文は24日付南日本新聞、またはモバイルサイトでご覧になれます)

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