くるまるです。
今回は楽器のお話です。
フェラーリのV12エンジンとエキゾーストノートが奏でる官能的な響きは・・・
今回はそういう話ではないですw
楽器の名前を調べていたら・・・
先日、夕食中に子供からこんな質問がありました。
オーケストラとかで使われている
「シャラララ~ンッ」
ていう音の楽器、なんていう名前なのかなぁ?
私は
「シャラララ~ンッ」
という表現だけで、どんな楽器かビジュアルはすぐにイメージできたのですが名前は知りませんでした。
そこで、『 金属 楽器 』とググってみたところ、
出てきました
コレです。
ウィンドチャイムもしくはバーチャイムという名前の楽器でした。
子供に検索した画像を見せて
「コレかな?」と聞くと、
「そう、コレ!」
との返事でその名前がウィンドチャイム又はバーチャイムという楽器であることを教えてあげました。
私はこの時『 金属 楽器 』と画像検索でググったのですが、結果としてクリックしたのは楽器レンタルをしている会社のページでした。
そこには様々なレンタル楽器が掲載されており、一覧表になっていました。
ジャンルは『打楽器(金属打楽器)』とあり、知らない楽器もたくさんあるなぁと一覧を順に見ていくと・・・
そこにはあるはずのない見慣れた物がありました。
車のサスペンションコイルですw
スプリングコイルという楽器
サスペンションコイルそのものです。
なんの加工もされず、演奏用の金属棒が添えられています。
私が調べたところによると、どうやらクラシックコンサートでも使われるようで、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」の中で12時の鐘の音が有名なようです。
「くるみ割り人形」での使用シーンを見つけることはできませんでしたが、下記の動画での音を聞いて、イメージがわかりました。
確かに時計の鐘の音っぽい音です。
他にも車の部品を使った楽器はあるのかな?
と、ページを送っていくと・・・
すぐ下にありました。
こんどはブレーキドラムですw
ブレーキドラムという楽器
こちらも無加工です。
みなさんブレーキには主にディスクブレーキとドラムブレーキの2種類があるのはご存知でしょうか?
ディスクブレーキ
ディスクローターという車輪と同時に回転している円盤がついています。
ブレーキキャリパーという部品に装着されたブレーキパッドを使ってディスクローターを挟み、その時に発生する摩擦力で車を減速させたり止めたりするタイプのブレーキです。
放熱性に優れていてブレーキ性能が維持されやすいのと、水や汚れがたまりにくいのが特徴です。
ドラムブレーキ
ブレーキドラムという凹型のもの(今回の楽器部分)が車輪と同時に回転しています。
その内側にブレーキシューが装着され、内側から外側へ押し付ける摩擦力で制動力を発揮するというシステムです。
構造がディスクブレーキに比べて簡単なので、低コストで製造できるというメリットがありますが、放熱性が悪い点とブレーキ内に水や汚れが一旦入ってしまうと、水が中にたまってしまい摩擦力を落としてしまいます。
現在、コストの理由から多くの軽自動車やコンパクトカー、
また一部の5ナンバーミニバンには
フロントブレーキにはディスクブレーキ
リアブレーキにはドラムブレーキ
という方式がよくとられています。
今回楽器として出てきたのはこのドラムブレーキに使われているブレーキドラムです。
これは色々な演奏法があるようで、金属棒でトライアングルのように楽器(ブレーキドラム)の内側を金属棒で叩く方法やハンマーで外から叩く方法があるようです。
下の動画ではハンマーを使っています。
服装やまわりの楽器を見ると、ちゃんとしたクラシックコンサートのリハーサルのようですね。
車全体を楽器にしちゃってる海外CM
おまけになりますが、こちらはフォード フォーカスという車の海外CMです。
車の部品を余すところなく楽器に仕上げています。
まぁ、これはムリヤリですねw
そのまま楽器とは言えませんw
以上、車の部品がそのまま楽器として使われているお話でした。
あなたも機会があれば、ぜひ演奏してみて下さい。
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不人気車に愛を。も読んでみてくださいね。