〒みなさま
鮭のおにぎりがおいしいことを改めて感じている円野まどですこんにちは!
昨日今日とたくさん眠って、ちょっと思い出したことがあるので緊急に告発しなければと思ったので書きます・・・。
先日母のことを聞いてくださりありがとうございました。
そこで母をたくさん褒めていただき・・・私も改めて母に感謝をして・・・いたら・・・
急に思い出したことがあります!
よろしければ今日は母のもう一つの顔をご紹介させてください・・・。
私は幼い頃から「音」にすごく敏感な子供でした。
現在もいわゆる外見の美醜ではなくて、声を重視して人を好ましく思います。
今は車や電車の通り過ぎる音が得意ではないのですが、小さい時は「男性の声」が苦手でした。確か私が中学生くらいになるまで、私に対して母が声を荒げたことはなかったように思います。なので対比で父の声が余計に低く、怖く感じました。
私の父はいわゆる昭和のお父さんで、頑固で不器用な人です。
「子供と積極的にスキンシップをとる」というタイプではなく、私も幼く、父の気持ちを考えて行動することも出来ませんでした。
私は父の見えないところで遊び、父の声を聞きたがらない私とどう接していいのか父も分からなくなっていったことがありました。(父は傷ついていたのかもしれないと思うと申し訳ないです)
そんな中、幼稚園に入る前くらいの年の時に母がこう聞いてきました。
「お父さんに冷たいね、お父さんのこと・・・いや?」
私はうん!と元気に言いました。
当時は自分が誰の時間を奪って生きているのか分からなかったので、ものすごい恩知らずなことを平然と言っていました。
不愉快に思われた方、本当に申し訳ありません。
一度「何が気に入らないんだ!」と怒鳴られたことがあって、その時とても怖く感じて大嫌いになってしまっていたのです。
今思うと、父はとても困っていたのだと思います。
しかし私はその後衝撃的な一言を聞きます。
「だってあなたお父さんから生まれたのよ?」
母は大真面目な顔で言いました。
父は大きな手術痕がおなかにありました。母はその傷は、私を産んだときに出来た傷で大変だったのだといいます。
そして更にいいます。「お父さん痛かったけど、まどちゃんを産むために頑張ったんだよ・・・?」と。私は自分のおなかを触りました。
そして暫く衝撃を受けていました。
私は翌日からお父さんに、「おはようございます」と何故か敬語で挨拶するようになりました。
お父さんも最初は「えっ・・・う、うんおはよう・・・。」という感じでしたがだんだん会話をするようになっていきました。
この話は度々出てくることになります。
小学生の時、お父さんとまた折り合いが悪くなりそうな時も母に私が難産だった話を切々と語られました。(本当は30分に満たない超安産だったそうです・・・)
そのたび私は思います。
さぞ痛かったに違いない・・・お父さん・・・ごめんね・・・
と・・・。
普通は長いこと信じないと思うのですが私には友達がほぼいなかった、プラス思い込みが激しかったというコンボが決まっていまして、これはかなり長いこと私の中で信じられていきます・・・。
そして10代になり、保健の授業でようやくその真実にたどりつきます。
普段学校ではボーとしていたのですが、その日は般若みたいな顔をして走って帰宅したのを覚えています。
私がお父さんから生まれてないじゃん!と帰るなり言いますと
母は笑い転げていました。
「いいじゃない同じ時間なら楽しく過ごしたほうが・・・それにあの頃のあなたは何でも信じるから楽しくって・・・ウフフフフ!」と・・・。
ここで前回の母の言葉を思い出しましょう。
「相手を自分の思い通りにできると思っていると、気持ちがおさまらなくなる。相手が話したいときに耳を傾けて、あとは相手が良いほうにいくことだけ願えばいいのよ。」
思い通りに・・・?なんだって・・・?
とりあえず昨日母からよいタイミングで電話がきたので、苦情を伝えました。
そうしましたら
「文頭に(基本的には)とつけてくださる?うふふふふふふ!」
と勢いよく笑われたので、もう、手も足もでなくなっています・・・。
母は父と私のためにしたことを自分の悪戯にしておきたいようなので、そのお礼はまたいつかにしようと思います。いや、その、お父さんと私のためですよね・・・?お母さんの娯楽とかではないですよね・・・?アッ・・・アハハハハ・・・。
そういえばしゃんと母が似ていると思う時があるのですが、私をからかうところもよく似ています・・・。
その後の父と私ですが、色んなことがあって、今はとても父を大切に思っていますしその気持ちを伝えています。
一人暮らしをするときに大きな喧嘩をしたりしましたが、時々思うのは、そんな風にすれ違っている間に永遠に話せなくならなかったのはただの偶然でしかないということです。
自分が他人に対して、していただいてることを忘れないようにしたいなと改めて思いました。
余談ですが
今回の絵を描いているとき、後ろからのぞきこんできたしゃんが放った一言が
「へーおかあさんも猫のバケモンなんだ!うける~」
でした。
ばっ ばけもん?!
私は今まで、自画像を猫(猫=かわいいもの)なんかにして、ちょっと勘違いしてると思われたらどうしよう・・・みたいな不安をたまに抱いていたのですが
猫ではなく 猫のばけもん と認知されているなら大丈夫かな・・・と
妙に安心しました。
皆様もお父様お母様にからかわれたことがありましたらぜひ教えてください・・・
それと私のように閉じこもって好きなことばかりしている
ということは外から入ってくる新鮮な情報に触れられない場合もあるのだ・・・という思わぬ負の一面を見つめることとなりました・・・あはは・・・
そしてさらにどうでもよい話ですが私は子供の頃白米信仰がすごかったです。
白米大好きでした・・・!食べたいものベスト3がおにぎり、ふりかけごはん、ごはん(素の白飯)という人生で最も白米に熱狂した日々でした・・・。
それではまたお便りします・・・!
追伸
さくさん (id:sakusakusak) にご紹介いただきました。
この後風邪を引いて熱をだしてのたうっていたためすぐにご紹介できなかったのですが、私みたいなものがさくさんを脅迫しないと描いていただけないと思いますので知らないうちに脅迫まがいのことをしてないかかなり考えました。
さくさん本当にありがとうございます!さくさんの描いてくれた円野を印刷して部屋に貼りたいです・・・!うれしくて家族に見せてしまいました・・・!
最近ご紹介していただけることがあるのですが、その時私もしてよいのかものすごく悩みまして、こうしてこそっとしているのですが、もし私が今後ご紹介させていただいたとき、何かありましたらすぐに消しますのでご連絡ください!あらたにお問い合わせ欄を設けましたのでぜひぜひ、何かあればお申しつけください!
円野まど
まだお父さんから生まれたと信じていた頃のお話です↓