蹴球探訪
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【スポーツ】[スピードスケート]美帆3冠 3月の世界選手権へ自信2017年2月24日 紙面から
◇札幌冬季アジア大会▽第5日▽23日▽フィギュアスケート、スピードスケート、カーリングほか▽札幌市、帯広市 スピードスケートの女子マススタートは高木美帆(22)=日体大、佐藤綾乃(20)=高崎健康福祉大=が、今月の世界距離別選手権2位の高木菜那(24)=日本電産サンキョー=の献身的連係を生かして金、銀フィニッシュを飾った。高木は3000メートル、1500メートルに次ぐ今大会3冠。アルペンスキー女子大回転は長谷川絵美(30)=サンミリオンク、ノルディックスキー距離は女子5キロクラシカルを小林由貴(29)=岐阜日野自動車=が制し、10キロフリーとの2冠を達成した。男子10キロクラシカルはレンティング陽(26)=アキラ=が優勝した。フィギュアスケートは女子ショートプログラム(SP)などがあり、本郷理華(20)=邦和スポーツランド=が首位と0・32差の60・98点で2位。フリーは25日。また、男子は宇野昌磨(19)=中京大=らが公式練習をした。24日に男子SPがある。 世界距離別のマススタート2位の高木菜がおとりになって2選手を先行させる日本チームの作戦が、痛快なほど的中。妹の高木美は「作戦通り。自分だけでなく、姉と佐藤の力あっての金メダル」と、トリオの結束力を勝因に挙げた。 序盤は集団の先頭に立った高木菜に外国勢のマークが集まった。それを承知の高木菜が3周目にわざと外側へ動き、世界距離別王者の金ボルム(韓国)らの目を欺いたその隙に後方の高木美と佐藤が速度を上げて内側から先頭へ。そのまま10周以上を逃げ切り、最後は集団を周回遅れにさせる圧勝劇だった。 ヨハン・デビット代表コーチは「(1、2選手が出る)ワールドカップと違い、3選手が出られるので、それを生かせる作戦を立てていた」と明かした。21日には高木美を団体追い抜きメンバーからあえて外して脚力を温存するなど、「アジア大作戦」は一朝一夕のものではなかった。 高木美は3冠。「1000メートルは逃したけど、ほかは納得できる。地元リンクでこういう滑りができ、次につながる」と、3月上旬のオールラウンド世界選手権(ノルウェー・ハーマル)へ自信を深めた。 (武藤康弘) PR情報
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