トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大相撲】

白鵬の内弟子3人目は“ひねり王子” 小兵167センチの金沢学院大・中村

2017年2月22日 紙面から

入門会見を開いた中村(前列中央)と白鵬(右)と内弟子の山口(左)、同石浦(後列)=東京都墨田区で(岸本隆撮影)

写真

 大相撲の宮城野部屋に横綱白鵬(31)の内弟子第3号となる“ひねり王子”が入門した。

 21日に東京都内で入門会見を開いたのは、金沢市出身で金沢学院大4年の中村友哉(22)。身長167センチ、体重95キロは新弟子検査の体格基準(167センチ、67キロ)ギリギリだが、中村は「ひねりとか、結構得意なんで使ってみたい」という業師である。ひねり王子ですね、と言われると隣にいた白鵬は「オッ、それでいこう!」と笑みを浮かべた。

 目標とする力士は同じく白鵬の内弟子である小兵の石浦。小兵ながら前に出る相撲も取れ、付け出しの資格はないが、大学2、3年と世界選手権軽量級(85キロ未満)を連覇した。昨年は西日本学生で優勝し、全日本体重別無差別級で3位、学生選手権ベスト16など実力は折り紙付き。春場所で宇良の新入幕が濃厚だが、白鵬も「石浦、宇良と3人で盛り上げてほしい」とエールを送る。

 山口、石浦の内弟子2人をともに幕内まで育てた白鵬は、期待の内弟子第3号を前に「私はあと3年(東京五輪まで)で引退するんで、それまでに幕内に上がって一緒に土俵入りを」とドッキリ発言も飛び出した。

 「私は3年近くで関取になりました。それを上回る1年半、2年でなってもらえれば。大銀杏(おおいちょう)を結う(通常は入門から2年)前に関取になってもらえれば」と期待をかける白鵬に、中村も「横綱は世界で一番強い。ついていけば間違いない」とその背中を追いかける。 (岸本隆)

 <中村友哉(なかむら・ゆうや)> 1994年(平成6)年10月18日生まれ、金沢市出身の22歳。167センチ、95キロ。幼稚園の年長だった5歳のとき押野相撲スポーツ少年団で相撲を始める。大徳小から西南部中に進み、中学では幕内の輝と同級生。全国都道府県中学生相撲選手権で団体優勝。金沢学院高から金沢学院大。家族は両親、兄。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ