岩隈、球種多彩に４４球

　岩隈は今キャンプ３度目のブルペン入り。ワインドアップ、セットポジションと両方の投球フォームを確認しつつ、球種もツーシーム、カーブ、スプリット、スライダーと多彩に用いて４４球を投げた。

　「やろうとしたことができた。きょうは強く腕を振ってみて、どういうボールがいくかを確認できた。その中でも、ある程度いいボールを投げられたので良かったと思う」。岩隈は強いアリゾナの日差しを受けて大粒の汗を拭いつつ、穏やかな笑顔で語った。現時点では満足のいく仕上がりか、との質問にも「はい、そうですね。段階は上がったと思う」と自信をのぞかせた。

　岩隈は渡米後のキャンプでブルペンでの球数を３０球程度に抑えてきたが、今年は、首脳陣の意向で投手陣のブルペンを中１日から中２日に変更。岩隈も、１９日の前回は５４球を投じるなど試行錯誤を重ねている。２５日は、いよいよ実戦形式の打撃練習に登板する予定だ。　（米アリゾナ州ピオリア秋野未知）