巨人・マギー、定位置奪取へ休日返上３０分

　巨人のケーシー・マギー内野手（３４）が２３日、休日返上でバットを振り込み、新天地での定位置奪取へ力を込めた。午前１０時前にフラリと室内練習場に現れると、ティー打撃を開始。「野球が好きだし気分が向いたので来た。部屋にいるより、ひと汗かいた方がいいと思ってね」。マシンを含めて約３０分間、白球に向き合った。

　ティー打撃では左足元にテープを引いてポイントをつくった。「クロスステップにならないように目印だよ」。さらに「内側からバットを出すため」とボールの置いたティーのすぐ奥に、２本目のティーを立てたり、フォームをチェックする引き出しは多く持っている。

　「前夜に思い付いたことをやるには（休養日だと）人に気を使ったりしなくていい。なんなら誰か立っても大丈夫。普段は息子を立たせたりしているんだ」とアメリカンジョークで報道陣の笑いを誘った。

　楽天時代の２０１３年に日本一に貢献したマギーの加入は心強い。自分の役割に「期待されている」と自覚も十分だが、村田と争う三塁は出場が確約されたわけではない。「これからチーム全体で良くなっていく。優勝は究極の目標。貢献するために調整していきたい」と意気込んだ。　（園田佳子）