今回は、BABYMETALのMETAL RESISTANCEの感想を記載します。
※JP盤 (国内盤) 及びEU/US盤 (輸入盤)の感想を記載します。
BABYMETAL(ベビーメタル)は、日本の女性3人組メタルダンスユニット。
2010年に「アイドルとメタルの融合」をテーマに結成。
METAL RESISTANCE(メタル・レジスタンス)は、BABYMETALの2作目のスタジオ・アルバム。2016年4月1日に発売された。
曲順
1. Road of Resistance
2. KARATE
3. あわだまフィーバー
4. ヤバッ!
5. Amore -蒼星-
6. META!メタ太郎
7. シンコペーション (JP盤に収録)
7. From Dusk Till Dawn (EU/US盤に収録)
8. GJ!
9. Sis. Anger
10. NO RAIN, NO RAINBOW
11. Tales of the Destinies
12. THE ONE (JP盤に収録)
12. THE ONE [English Ver.] (EU/US盤に収録)
作品について
前作同様、一つ一つの曲が全く異なる顔を持ち同じような曲が無くBABYMETALのベストアルバムのような内容に仕上がっています。
アイドルの要素を維持しつつ多種多様なヘヴィメタルを披露するため、とても聴き応えがありました。
キャッチーな楽曲からマニアックな楽曲まで揃っており、再び衝撃を受けたうえに斬新なサウンドを楽しむことが出来ました。
曲順を含め、全体的に綿密さや緻密さが感じられます。
まだ何か可能性を秘めているような印象も受けました。
3. あわだまフィーバー
デジタルハードコアによるヘヴィかつ荒々しいサウンド。
しかし、アイドルらしいポップなサウンドもしっかり存在しています。
振り付けはアイドルらしいキュートなものになっており激しいサウンドではあるが観ても聴いても楽しい楽曲となっています。
ライブにおいてサビではBABYMETALもオーディエンスも頭の上に腕の輪を作って楽しく体を動かしていました。
4. ヤバッ!
スカとポップとヘヴィメタルというカオス的サウンドナンバー。
非常にキャッチーなメロディを展開しスカのビートで体が動いてしまい、ヘヴィメタルによる重低音がそれらを見事にまとめ上げる。
物凄い作曲技術だと思いました。
本当にヤバいです♪
5. Amore -蒼星-
奮い立たせてくれる情熱的なメロディックスピードメタル。
サウンドも歌詞も前向きでドラマティックに展開。
もはや興奮と疾走感が止まらなくなります。
そして、情景のようなものが高速に流れていく錯覚を覚えました。
前作に収録の『紅月』に負けず劣らない素晴らしいSU-
メロディック・スピード・メタル (Melodic Speed Metal)は、ヘヴィメタルのサブジャンルの一つ。「メロスピ」と略されることもある。
ヘヴィメタルのスタイルとしては、叙情的なメロディ、リズムセクションとリフの疾走感、ギターソロの速弾き、ハイトーンヴォーカルなどの要素を前面に押し出したものである。ドラムはツー・バスを踏み続けている場合が多い。バンドによってはキーボードやストリングスなども使用する。
6. META!メタ太郎
BABYMETAL流、壮大なヴァイキング・メタルナンバー。
海原を航海するような雰囲気になりました。
体に響き渡る力強い壮大なサウンドが心地いいです。
あまりにも壮大なサウンドのため冒険をしているような感じを受けました。
ヴァイキング・メタル (Viking Metal)とは北欧神話や戦いに明け暮れるヴァイキングを主要なテーマに置いたヘヴィメタル音楽に対して使われる用語。音楽的にはブラックメタルやメロディックデスメタルを基盤とし、そこにフォーキッシュなメロディや民族楽器が使われることも多いためにフォークメタルと関連付けられることも多い。
7. シンコペーション (JP盤に収録)
ほとばしるような疾走感が素晴らしい!!!
テンポが速く全体的にハードなサウンドではあるがとても洗練されています。
そして、単純にカッコイイです。
この楽曲は今までのBABYMETALのサウンドには無かったものがあります。
また涙腺を刺激されるようなどこか懐かしいメロディを展開し、そのためか胸が熱くなりました。
7. From Dusk Till Dawn (EU/US盤に収録)
ヴォーカルパートが少なく、インストゥルメンタルのような内容になっています。
哀愁感があると同時にオリエンタルサウンドを強く効かせているため、果てしない広大な世界というイメージが浮かんできました。
楽曲の雰囲気がこれまでのものとは全くと言っていいほど異なるので新鮮な気持ちになりました。
8. GJ!
BLACK BABYMETAL (YUIMETALとMOAMETALによるユニット) のナンバー。
イントロの三三七拍子のリズムが印象的です。
ヘヴィかつ『うねる』伴奏に合わせてラップのように畳み掛けるヴォーカルが面白い。
重低音が流れているダーク感満載の中、ポップで明るいメロディラインを披露する展開が素晴らしいです。
9. Sis. Anger
BLACK BABYMETAL (YUIMETALとMOAMETALによるユニット) のナンバー。
超絶に激しいハードなサウンドのため、ヘヴィメタルの要素が非常に強いです。
YUIMETALとMOAMETALが歌うことによりアイドル的要素は失わずに辛うじて残っているという感じです。
ドラムは終始ひたすらツーバスを鳴らし続けるのでアスリート並みの運動量です。
怒りに満ちた歌詞が中心なので色んな意味でハードかつヘヴィな楽曲になっています。
10. NO RAIN, NO RAINBOW
SU-METALのソロナンバー。
激しめの楽曲が続く中、バラード調のサウンドなので本当に癒されます。
非常に美しいメロディに伸びのある歌声がとても印象的でじっくり聴いていられます。
CDにおいてもライブにおいてもこの曲はオアシスのような存在です。
改めてこの曲の必要性を感じました。
11. Tales of the Destinies
曲の展開が目まぐるしく変わり続けるBABYMETAL流プログレッシブメタルナンバー。
このアルバムの中で最も衝撃を受けた楽曲です。
この楽曲には『アイドル』、『ヘヴィメタル』、『プログレ』というマニアックな要素が同時に存在していますがそれらの要素が喧嘩せず絶妙なバランスによってうまく成立しています。
その結果、度肝を抜かれる完成度に仕上がっているので夢中になってしまいました。
そして、やっぱり楽しいアルバムだと実感をさせてくれました。
おんすきの選曲
・Road of Resistance
・KARATE
・THE ONE (JP盤)及び[English Ver.] (EU/US盤)
選曲の感想
・Road of Resistance
アルバムの幕開けに相応しいメタルナンバー。
内容、サウンド共に圧倒的な迫力を誇り、このアルバムを象徴するような存在です。
嵐の前の静けさを感じさせてくれる緊張感あるイントロから本格的な演奏が開始されるとそれまでの緊張が大爆発し全てが激化する!!!
メロディックスピードメタルによる凄まじい疾走感がその場を支配し狂乱が続く。
もはや誰にも止められません。
BABYMETAL - Road of Resistance - Live in Japan (OFFICIAL)
・KARATE
新しい世界を切り開いたような印象を受けました。
スローテンポに重低音を強く効かせ、空手の掛け声を交えた構成が非常に印象的です。
音の一つ一つに説得力があり、あっという間に曲の世界観に引き込まれてしまいました。
サビを含め、美しくて切ない『泣き』のメロディが聴く者を包み込む。
迫り来る情熱的なサウンドが心を揺さぶります。
・THE ONE (JP盤)及び[English Ver.] (EU/US盤)
壮大なサウンドを展開する超大作バラードナンバー。
ゆっくりと鮮やかに流れ行くメロディアスなギターのリフが非常に素晴らしい。
メンバー達の透き通った声がこの曲を盛り上げて巨大な形にしていき、それをしっかりと支える神バンド (伴奏者) の圧倒的な演奏力により更に巨大な形になっていく。
この時のBABYMETALの全ての要素や特徴が集約されサウンドとして見事に具現化されています。
そして、曲が終わっても余韻が残りBABYMETALの世界観に浸り続けるでしょう。
BABYMETAL - THE ONE (OFFICIAL)
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以上、BABYMETALのMETAL RESISTANCEの感想を記載させていただきました。
ではまた♪
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