金正男氏殺害 北朝鮮が初の報道

02/23 11:45
北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、北朝鮮のメディアは、初めて事件について報道し、北朝鮮が関わったとする指摘は、「韓国による陰謀」と非難した。
クアラルンプールの北朝鮮大使館では、午前9時半から会見が開かれるとの情報があったが、大使館関係者が出てきて、会見は行わないことを明らかにした。
そして、その関係者は、マレーシア警察による大使館員らへの聴取要請はないと話した。
北朝鮮大使館関係者は「マレーシア警察は、われわれに協力を要請したと言ったが、われわれは通知を受けていない」と話した。
これに先立ち、北朝鮮の朝鮮中央通信は、初めて事件について報道し、「マレーシアで外交官のパスポートを持つ公民が、突然、ショック状態に陥って死亡した」と伝えたものの、正男氏の名前には触れなかった。
そのうえで、マレーシアが遺体を司法解剖したことは、「自主権に対する露骨な侵害」だとし、「事件は朴槿恵(パク・クネ)政権を窮地から救うための陰謀だ」と非難した。
一方、現地メディアによると、22日、マレーシア警察が関与を特定した大使館職員のヒョン・グァンソン2等書記官は、「事件の計画を指導し、大使に報告する役割」で、高麗航空のキム・ウクイル職員は、「逃走ルート策定担当」だったと伝えている。
マレーシア警察は、23日にも捜査員を中国・マカオに派遣し、息子のハンソル氏ら家族のDNAサンプルを採取し、遺体の身元確認と引き渡し手続きを進める方針。

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