リラックスした状態を作る
右脳を活性化させ学習した英語の内容を完全記憶へ引き上げるには、リラックスした状態から学習をスタートさせることが大切です。
人間はリラックスすると脳波がアルファー波を示すようになります。これはお坊さんが座禅を組んだときにも出る脳波で脳(右脳)の活性化、ストレス解消、免疫力アップなど多くの効果が報告されています。またアルファー波は学習を進めるのに最も適した脳波だといわれています。
七田式では、学習を効率よく、スムーズに進めるために「瞑想→呼吸→イメージ」の3ステップを踏むことで右脳が働く状態を作り出します。
- 瞑想(目を閉じて心を落ち着ける)
- 呼吸(腹式呼吸を3回繰り返す)
- イメージ(英語を学ぶのが楽しい、スラスラ英語を話している自分など想像する)
また、これを毎回うまくやるのが難しいと感じた場合は、パソコンやボイスレコーダーなどに「瞑想→呼吸→イメージ」を導く声を自分で吹き込んでおくのも効果的です。吹き込んだ音声を聞くだきで、それを自然とイメージできるようになります。
学習前の3ステップ法
1.瞑想
目を閉じ、ゆったりとした気持ちで椅子に座りましょう。背筋をまっすぐに伸ばし、足を床につけ、手を太ももの上に乗せましょう。
2.呼吸
呼吸に意識を集中し、いつもよりゆっくりと深い呼吸を繰り返しましょう。口から吐いて、鼻から吸います。そのときに暗示の言葉を添えましょう。
まずはゆっくりと口から吐いて〜(下腹をへこませます)。(8秒)
体の中から悪いものが、呼吸と一緒に外に出ていきます。
続いて鼻からゆっくりと吸って〜(下腹を膨らませます)。(8秒)
エネルギーが体中に入ってきます。
はい、自然に息を止めて〜。
体中にエネルギーが満ち溢れてきます。
さあ、もう一度ゆっくりと吐いて〜(下腹をへこませます)。
吐きながら悪いもの全てを吐き出しましょう。
はい、吸って〜(下腹を膨らませます)。
エネルギーが体中に入ってきます。
はい、止めて〜
はい、ゆっくりと息を吐いて〜
はい、もう一度ゆっくり吸って〜
はい、自然に息を止めて〜
さあ、普通の呼吸に戻して
3.イメージ
あなたは気持ちがすっかり落ち着き、これから学習する英語がすっと頭に入ります。あなたは今、英語の音声を聴いています。3倍速の音声もクリアに聞き取れます。繰り返し聴いたり、読んだりしているうちに勝手に憶えてしまいます。
さあ、音声を聴き終わり英文を見ると、スッと日本語の訳が続いて出てきます。日本語訳を聞いても、英文が頭に浮かんでくるので簡単に英文を言うことができます。あなたは英語が自然と理解できるようになり、言いたいことをスラスラと英語で言えるようになります。
それでは目を覚ましましょう。私がこれから5から0まで数えます。数え終わると頭がすっきりとして気持ちよく目を開きます。
5,4・・意識がだんだんと戻ってきます。
3,2・・あたりがはっきりとしてきました。
1,0・・ほら、頭がとてもスッキリして、気持ちよく目が覚めました。