同社の看板商品『D.U.O.』シリーズ。
-御社の強みについてお聞かせください。 松浦 靖士: 私はいつもミーティングで「ルーティンを疑え」と言っています。毎日行うルーティンワークですが、本当に正しいことをしているのだろうかと振り返ることが重要です。特に会社が成長しているときは、半年、もっと言えば2か月くらいで“常識”が変わることがあります。そこが変わるならば、自分のしていることも変えないといけません。私も昨日言っていたことが間違いだと思えば、たとえそれが翌日でも意見を訂正します。そこを恥ずかしいと思ってはいけません。その代わり、過ちに気づいたらすぐに訂正することは大切です。
例えば、筋肉はトレーニングをして一度壊すことで、再度、より強い筋肉が作られますよね。それと同じで、ルーティンを疑い、それを壊して新しいものを作っていくことで組織が強くなっていくのです。私自身、「こうしたらいいと思う」といった改善案やアドバイスなどをすぐに出せるのも、常にルーティンを疑っているからだと思っています。そうしたマインドこそが弊社の強みだと言えますね。
-今後の海外展開についてどのようなお考えをお持ちでしょうか? 松浦 靖士: 現在、台湾・香港・中国でテストマーケティングを行っているところです。ただ、中国に関しては、弊社の関与しているルートとは無関係のところで、日本国内で弊社の商品を買われた方を通して商品が流通し、認知が進んできてしまっているという状況がありますので、販路を整えて展開していく必要があると考えています。アジアではメイドインジャパンのスキンケア商品への信頼が厚いので、今後まずはアジアを中心に展開していきたいと思います。
しかし、中国の巨大なマーケットで広告を打とうとすれば、それなりに現地の広告事情やノウハウ、予算などが必要になります。顧客の購買行動も日本とは異なりますし、そういったリサーチにはまだ少し時間がかかるかと思います。まずは日本国内で様々な広告を打ってノウハウを蓄積させつつ、体力をつけてから本格的に進出をしていくべきだと考えています。
-御社ではどのようなスキルを持った人材を必要としているかお聞かせください。 松浦 靖士: 弊社の場合、トレンドを知るという意味でも、まず情報収集力が必要な要素として挙げられます。今の時代、同業種間だけではなく、異業種間でもビジネスが繋がることが多くなりました。プライベートの時にもアンテナを張ることで、様々な場面でそういった繋がりを見つけることができます。情報収集に必要なコミュニケーション能力を持っているということも大切ですね。
もうひとつは、専門知識や専門力を持っている人材です。各々の役割を果たすためにも、専門力をいかに磨くかということは重要なポイントになります。自分の専門分野などは、形や数字に落とし込める部分でもあります。「何ができるのか」ということを目に見える形で表現できるので、履歴書でもそこを注視していますね。
日本人の価値観が変化し、より本質的なものへ価値を見出す風潮が広まってきた現代において、企業以外から発信されたSNSや口コミサイトなどからの情報は、市場に大きな影響を及ぼすようになっている。そのような時代性を考慮すると、化粧品という多くのブランドが存在する業界で、前述のように短期間で様々な業績を達成している同社の商品力の強さが改めて際立って感じられる。今後ますます、そうした多角的な消費者ニーズに応えられるだけの商品力というものが、企業に求められる時代になるだろう。
松浦 靖士(まつうら きよし)/大学卒業後、AFLACに入社。その後、米コロンビア大学にてMBAを取得。帰国後、コンサルタント会社を経て、伊ラグジュアリーブランド、米オンラインジュエリーブランドの日本法人を立ち上げる。30代で投資ファンドの社長などを歴任した後、2009年にプレミアアンチエイジング株式会社を設立。代表取締役社長として現在に至る。
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