築地市場内の35の建築物で許可切れ 12年にわたり違法状態

築地市場内の35の建築物で許可切れ 12年にわたり違法状態
老朽化が進む東京・築地市場で、正門の仮設駐車場や仮設の作業場など、場内にある合わせて35の建築物で、およそ12年にわたって建築基準法上の許可が切れ、違法状態だったことがわかりました。
これは、23日に開かれた豊洲市場の問題を検証する東京都のプロジェクトチームの会合をきっかけに発覚しました。会合で、出席した委員から「築地市場にある正門の仮設駐車場など建築基準法上、不備がある建築物が存在するのではないか」という指摘が出され、都が確認しました。

その結果、正門の仮設駐車場や仮設の作業場など、築地市場内にある合わせて35の建築物で建築基準法上の許可が平成17年から切れたまま、およそ12年間違法状態だったことがわかりました。

都は、許可を延長する手続きを、なぜしなかったのかわからないとしていますが、引き続き使用するため、改めて許可を得られないか対応を検討することにしています。