韓外相が釜山少女像移転要請

釜山少女像の移転要請=韓国外相、自治体に文書

 【ソウル時事】韓国釜山の日本総領事館前に慰安婦を象徴する少女像が設置された問題で、尹炳世外相は、釜山市庁(市役所)や同市東区庁、市議会に対し、「より適切な場所に移転する方策に関し知恵を絞る必要がある」という内容の公文書を送った。外務省が23日、文書を公表した。
 尹外相が自治体に公文書でこの像の移転を求めたのは初めて。日本政府は1月、少女像設置を受けて、長嶺安政駐韓大使を一時帰国させるなど対抗措置を取り、こう着状態が続いているが、韓国側は事態打開に向け動きだした。
 尹外相は14日付の公文書で「少女像の位置は、外交公館に関連した国際儀礼や慣行の側面で望ましくない」と指摘した。