【ソウル共同】韓国・釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦被害を象徴する少女像を巡り、韓国外務省が14日に、釜山市や設置場所の道路を管理する同市東区に像の移転を求める文書を送っていたと、複数の韓国メディアが23日伝えた。
これに関し、菅義偉官房長官は23日の記者会見で「韓国側に、慰安婦像の問題を含め日韓合意の着実な実施を求めていく」と強調。一時帰国させている長嶺安政駐韓大使の帰任時期については「諸般の状況を総合的に判断して決める」と述べるにとどめた。
尹炳世外相は17日、ドイツでの日韓外相会談で設置は不適切だとして「最大限の努力を行う」と表明した。