企業のデジタル変革
最先端レポート
先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。
だからこそ、北朝鮮は核ミサイルの開発、実戦配備に躍起となっているのである。昨年、36年ぶりに開いた朝鮮労働党大会で核保有宣言をしたのはこの一環である。もはや、核とミサイルの実戦配備は時間の問題と考えた方がいいだろう。
北朝鮮の核は米国との交渉のため、北朝鮮という国を維持するための手段であるとの甘い考えは捨てた方がよい。北朝鮮は、核ミサイルを実戦配備すれば米国も韓国も北朝鮮に手出しはできないと考えるであろう。北朝鮮には失うものはない。捨て身の核兵器で韓国にありとあらゆる難癖をつけ、金を取ろうとする。金をやらなければ、韓国に核の威力を見せつけてくるであろう。朝鮮半島を北朝鮮のペースで統一しようと考えてくるかもしれない。
韓国の人々は、北朝鮮の悲惨な生活を知識としては知っているはずである。北朝鮮からの亡命者の証言もたくさんある。しかし、そうした生活が自分たちにとって現実のものとなるなど全く考えていない。私も現時点では北朝鮮による赤化統一はあまり現実的な話だとは思わない。しかし、北朝鮮はそうは思っていない可能性もある。
私が、駐韓大使として韓国で北朝鮮の動向を観察していた時、常に意識していたのは、韓国の人々は、政治家も行政官も学者も、「北朝鮮の状況はこうだ」との客観的見方よりも、「こうあってほしい」という希望的観測が入るので、そこを見極めることが大事であるという点だった。
韓国人にとって北朝鮮の人々は同胞である。同胞を悪く思いたくない気持ちはわかる。しかし、金正恩氏はその同胞を痛めつけている指導者である。そこのところを忘れない方がいい。
韓国の朴槿恵大統領は、北朝鮮の4回目の核実験後の昨年2月16日、国会で演説を行い、「これまでのやり方では核開発は止められない。北はいずれ核を実戦配備するだろう。北朝鮮の実質的変化をもたらす根本的解決策が必要である。核兵器開発は北朝鮮の体制崩壊を早める」と警告し、開城公団の全面中断、THAADの配備を受け入れた。
先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。