「竹島の日」 松江市で記念式典
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2月22日は島根県が条例で定めた「竹島の日」です。松江市で開かれた記念式典で、政府から派遣された内閣府の務台俊介政務官は「竹島はわが国固有の領土で、平和的な解決に向け、粘り強く取り組みたい」と述べました。
島根県は、明治時代に竹島を県の所管とした2月22日を条例で「竹島の日」と定め、毎年、記念式典を開いています。
12回目となることしの式典には、領土問題を担当する内閣府の務台政務官や島根県の溝口知事、それに、地元・隠岐の島町の住民など、およそ460人が出席しました。
はじめに、溝口知事が「国家間の問題であり、政府には、外交交渉の場で竹島問題を話し合うよう強く要望する」と述べました。
また、務台政務官は「竹島はわが国固有の領土で、主権にかかわる極めて重要な場所だ。国民の財産を守っていくために、平和的な解決に向け、粘り強く取り組みたい」と述べ、引き続き、問題の解決に取り組む考えを強調しました。
政府が式典に内閣府の政務官を派遣したのは、ことしで5年連続になります。
式典が始まる前、会場周辺では、開催に抗議する韓国人の男性5人とこれに反対するグループが一時、もみ合いになりました。
竹島には、先月、韓国東部のキョンサン北道の知事が上陸し、日本政府や島根県が極めて遺憾だとして強く抗議しています。
12回目となることしの式典には、領土問題を担当する内閣府の務台政務官や島根県の溝口知事、それに、地元・隠岐の島町の住民など、およそ460人が出席しました。
はじめに、溝口知事が「国家間の問題であり、政府には、外交交渉の場で竹島問題を話し合うよう強く要望する」と述べました。
また、務台政務官は「竹島はわが国固有の領土で、主権にかかわる極めて重要な場所だ。国民の財産を守っていくために、平和的な解決に向け、粘り強く取り組みたい」と述べ、引き続き、問題の解決に取り組む考えを強調しました。
政府が式典に内閣府の政務官を派遣したのは、ことしで5年連続になります。
式典が始まる前、会場周辺では、開催に抗議する韓国人の男性5人とこれに反対するグループが一時、もみ合いになりました。
竹島には、先月、韓国東部のキョンサン北道の知事が上陸し、日本政府や島根県が極めて遺憾だとして強く抗議しています。
政務官「関係改善の中で主張をしっかり述べていきたい」
式典のあと、領土問題を担当する内閣府の務台俊介政務官は、記者団に対し、「領土問題はわが国の主権の問題に関わってくるので、日韓関係を改善する中で、日本の主張をこれまで以上にしっかりと述べていきたい」と述べました。
また、学習指導要領の改訂で、竹島が「我が国固有の領土」と明記されることについて、「長年の努力の結果がようやく実ることになる。内外にこの問題の重要性をしっかりと認識してもらえるような作業をさらに進めていきたい」と述べました。
また、学習指導要領の改訂で、竹島が「我が国固有の領土」と明記されることについて、「長年の努力の結果がようやく実ることになる。内外にこの問題の重要性をしっかりと認識してもらえるような作業をさらに進めていきたい」と述べました。
島根県知事「新たに研究会を」
島根県の溝口知事は、式典のあとの記者会見で、「竹島の日が県の条例で定められ、式典を開いたりする中で、専門家もこの問題を扱うようになり、問題の整理がされてきた」と述べ、国民全体に理解が広がってきているという認識を示しました。
そのうえで、溝口知事は「島根県は竹島問題を調査する研究会をこれまで3期開いたが、また新たに研究会を立ち上げたい。それが竹島のある島根県の仕事だ」と述べました。
そのうえで、溝口知事は「島根県は竹島問題を調査する研究会をこれまで3期開いたが、また新たに研究会を立ち上げたい。それが竹島のある島根県の仕事だ」と述べました。
隠岐の島町長 情報発信の強化を
式典のあと、竹島がある隠岐の島町の池田高世偉町長(61)は「領土問題が一朝一夕で解決するとは思っていないが、島根県内でも竹島に対する関心に多少温度差があると思っている」と述べました。
そのうえで、池田町長は「高齢化が進む中で、占拠される前の竹島を知る人も少なくなっている。資料の保存を進めて、ふるさと教育で子どもたちにも関心を持ってもらえるようにし、県や国の力を借りながら、もっと力強く領土問題について声を発していきたい」と述べ、情報発信を強化する必要性を訴えました。
そのうえで、池田町長は「高齢化が進む中で、占拠される前の竹島を知る人も少なくなっている。資料の保存を進めて、ふるさと教育で子どもたちにも関心を持ってもらえるようにし、県や国の力を借りながら、もっと力強く領土問題について声を発していきたい」と述べ、情報発信を強化する必要性を訴えました。
出席者は
式典に出席した71歳の漁業者の男性は「竹島に自由に行き来ができるようになればいいのですが、漁に行けないのは残念なことだと思います」と話していました。
また、74歳の女性は「占拠されていることに本当は怒りを持っていますが、穏やかに国と国との問題の解決ができたらいいなと思います」と話していました。
また、74歳の女性は「占拠されていることに本当は怒りを持っていますが、穏やかに国と国との問題の解決ができたらいいなと思います」と話していました。