「ナイフはお守り、自分を鼓舞」小金井・女性刺傷の被告

　東京都小金井市で昨年５月、音楽活動をしていた冨田真由さん（２１）がファンの男に刺され重傷を負った事件で、殺人未遂などの罪に問われた群馬県伊勢崎市の無職岩埼（いわざき）友宏被告（２８）の裁判員裁判の被告人質問が２２日、東京地裁立川支部であった。冨田さんが後遺症に苦しんでいることについて、被告は「申し訳ない」と答えた。

　事前に購入したナイフについて被告は、「お守り」と説明。検察側に意味を問われると、「精神的優位性です。自分を鼓舞する、勇気づけるため」と述べた。

　この日午後には冨田さんが出廷し、意見陳述をする予定だったが、体調不良のため延期になった。