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グローバル引きこもりブログ

「Common Lispと関数型プログラミングの基礎」というプログラミングの本を書いてます。他に「引きこもりが教える! 自由に生きるための英語学習法」という英語学習の本も書いています。メール acc4297gあっとgmail.com

3,000語で英語しゃべれるの?

「6年英語を勉強しても話せない」みたいな事をいっている人を見ていて不思議に思う事がある。

一体、高校までに学習することになっている語彙数でどうやって英語を話すというのか?

日本人が高校を卒業するまでに平均してどれくらいの英単語を知っているのかは分からないが、文部省によると高校を卒業するまでに3,000語を学習するということになっているらしい。

3,000語で英語を話すなんてどう考えても無理である。

それでは一部の限定的な話題については話せても、それ以外の事になると立ちどころにどう話せばいいか分からなくなる。

今の日本人に英語を話せというのは3,000語で言いたい事をなんでも話せというようなもので、そう考えると今の英語教育の現状というものがいかに気違いじみたものであるという事が分かるだろう。

日本人だって、もし日本語を3,000語だけで話せと言われたら話せる事はほとんどなくなる。

語彙が3,000語しかないのに言葉が話せないのは当たり前の話で、逆にその程度の語彙しかないのに意味のある言語活動が出来ると考える事自体がおかしい。

しかも、学校で勉強する単語なんて毒にも薬にもならないような全然使えない単語が多いから、英語を話すのはなおさら無理である。

僕がよくわからないのは、英語英語と言っている連中で日本人の語彙数が少なすぎる事を問題にする人が全く見当たらないという事だ。

英語の語彙を増やすというのはやれば確実に出来る事なのに、なぜこの問題に全く無関心でいられるのか僕には全く理解できない。

もし日本人がみんな英単語を10,000語知っていたら、英会話の経験など一度もなくても日本人の英会話力は劇的に改善するだろう。

まともに英語を話せるようになるにはもちろんそれなりに時間がかかるけれども、その一方で言葉というものは知っている単語を並べるだけで意味が通じるというのも事実である。

たとえそれが単語を並べるだけの片言の英語だったとしても、どうすればいいのか全く分からずに作り笑いを浮かべて黙り込むのとでは比べものにならないほどの違いがある。

日本人が英語ができないのは語彙が足りないからで、ほかの問題ははっきり言ってオマケにすぎない。

日本の英語教育に関しては語彙力の向上をなによりも優先するべきだ。

英会話などいくらやっても曖昧な成果しか得られないが、語彙数が増えればそれだけで確実に語学力は向上するからである。

電子出版した本

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

Common Lispと関数型プログラミングの基礎

 

多分、世界で一番簡単なプログラミングの入門書です。プログラミングの入門書というのは文法が分かるだけで、プログラムをするというのはどういう事なのかさっぱりわからないものがほとんどですが、この本はHTMLファイルの生成、3Dアニメーション、楕円軌道の計算、 LISPコンパイラ(というよりLISPプログラムをPostScriptに変換するトランスレーター)、LZハフマン圧縮までやります。これを読めばゼロから初めて、実際に意味のあるプログラムをどうやって作っていけばいいかまで分かると思います。外部ライブラリーは使っていません。

世間は英語英語と煽りまくりですけれども、じゃあ具体的に英語をどうするのか?というと情報がぜんぜんないんですよね。なんだかやたら非効率だったり、全然意味のない精神論が多いです。この本には僕が英語を勉強した時の方法が全部書いてあります。この本の情報だけで、読む・書く・聞く・話すは一通り出来るようになると思います。