暖かい日がふえてきました。
明け方もマイナス気温になることもなく、
植物の防寒対策もそろそろ終了かな。
やっぱり黄色いお花って、元気でます。
我が家の小さなお庭の小さな花。
水仙「ティタティタ」が、
沢山咲きました。
小さな可愛いお花なのですが、
意外な顔がありましたので
早速メモしてみます。
目次
1.スイセンの特徴
2.ギリシャ神話のスイセン
3.スイセンの基本情報
1.スイセンの特徴
早春に咲く清楚な球根植物です。
地中海沿岸地方原産で、
一度植えると長くお花が楽しめます。
草丈は10~45cm。
花径は2~13cmくらいのものまで。
白や黄色の花色が一般的。
香りがあるものと、ないものがあります。
お馴染みの「ニホンスイセン」は、甘い香り。
「黄房水仙」キブサスイセンも、よい香りがします。
一方、真っ白な「ペーパーホワイト」は、スパイシーな香りがします。
花の形もいろいろで、
八重咲きでサーモンピンクの
「リプリート」や
ヨーロッパで人気の
バタフライ咲き
(カップ状の副花冠が ヒラヒラと蝶のように波打つ)
「ベラエステラ」。
ラッパ咲き
(副冠の長さが花弁の長さと同じかそれ以上のもの)の
「ピンクパラソル」など、いろいろな種類があります。
我が家の水仙は、コンテナ植えのミニスイセン(写真上)
「ティタティタ」
(フランス語で「ひそひそ話し」)
花径は3cmほどで、
花被片が後ろに反転するシクラメン咲き。
細い花径の先に1花がつくタイプで
ラッパ部はオレンジに近い黄色。
花被片は黄色でラッパ部と同じ長さです。
香りはありません。
太陽の方向に向いて咲くので、
現在は・・?
あっちこっちに好きな方向で咲いています。
2.ギリシャ神話のスイセン
水仙の別名は
「ナルシサス・ナルキッサス・セッチュウカ」
水仙の花言葉は
「ナルシスト」「自己愛」「うぬぼれ」
清楚な姿とはうらはらな花言葉が多い。
このお花を誰かに贈るときには、
誤解を与えないように注意!
この花言葉の語源の由来が、
ギリシャ神話のナルキッソスの物語。
スイセンも美少年の化身だったのです。
ナルシシズムとは
自己を愛し、自己を性的な対象とみなす状態を言う。
「自己 陶酔」「うぬぼれ」といった意味。
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美少年「ナルキッソス」は
たくさんの女性に想いを寄せられますが、
なびくことなく
いつも冷たい態度をとっていました。
「自分より美しい女性はいない 」と
おもっていたようです。
森の妖精の「エーコー」(やまびこの起源)も
ナルキッソスに恋をしますが、
相手にされませんでした。
悲しみと屈辱のあまり、エーコーは
やせ衰えて声だけの存在になってしまいます。
そして、自分を呼ぶものには、
誰にも返事をするようになりました。
このことを知った
復習の女神「ネメシス」は激怒し、
ナルキッソスに自分だけしか愛せない呪いをかけます。
彼は水鏡に映った自分の姿に恋をして、
水を飲むことも忘れ、
やがてやせ細って衰弱していきました。
ナルキッソスに死が訪れるとその体は消え、
彼がいた泉のほとりに
「水仙」の花が一輪咲いていました。
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ナルキッソスの水辺でうつむく姿が、
水仙の花のようです。
カラヴァッジョの「ナルキッソス」
水面に映る己の姿や、
不思議な下半身など
謎が多い絵画といわれていますね。
3.スイセンの基本情報
ヨーロッパでは古くから親しまれてきたお花です。
基本情報 | 詳細 |
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科属名 | ヒガンバナ科スイセン属 |
分類 | 多年草 球根です |
置き場所 | 日当たりのよい場所 霜に気をつけて |
用土 | 赤玉土:6 腐葉土:3 川砂:1 |
水やり | 土の表面が乾いたら 乾燥気味に育ててね |
肥料 | 液肥を生育時期だけに |
害虫・病気 | アブラムシ ウイルス病 |
鉢植えの場合は、
根のはるスペースを確保するために
球根の頭が少し隠れるくらいに
浅植えします。
そして毎年植替えたほうが
よいそうです。
危険!毒があります
スイセンは全種に毒があります。
葉っぱの匂いがニラに似ているので、
食べてしまって死亡した人もいるそうです。
たしかにニラに非常によく似ています。
身近なお花でも、毒を持っているものは
結構多いのです。
そういえば
ネコさんこないだ
スイセンを・・・
「匂っただけニャ」