名古屋市の河村たかし市長（６８）は２２日に開会した市議会２月定例会の本会議冒頭「引き続き市民の皆さんのために、粉骨砕身ご奉公させていただきたい」と述べ、４月の市長選に３期目を目指して出馬することを正式に表明した。一方、すでに立候補表明している前副市長で弁護士の岩城正光氏（６２）もこの日、街頭演説に立ち、河村市政の刷新を訴えた。

　河村氏は、子どものための教育、福祉施策の充実を第一に挙げ「子どもや親御さんの不幸が大変多く繰り返されている。日本一子どもを応援する街を目指す」と強調。東京や大阪に引けを取らない街づくりや、減税政策の継続にも意欲を見せた。昨年４月、市議報酬の年８００万円への半減が覆されたことを念頭に「議会改革にも不断に取り組んでいきたい」と述べた。

　（中日新聞）