金正男氏の息子・ハンソル氏は平壌生まれ21歳、高校時代は金髪ピアスも
2017年2月22日6時0分 スポーツ報知
北朝鮮の金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、韓国のMBCテレビは21日、正男氏の息子のハンソル氏(21)がクアラルンプールの病院を訪れ、正男氏の遺体を確認したと報じた。ただ、その後、保険当局は会見で「親族からの連絡を待っている」と情報を否定した。マレーシアの捜査当局が北朝鮮への遺体引き渡しを拒否するなか、病院周辺には特殊部隊が一時出動するなど、病院周辺は騒然となった。
キム・ハンソル氏は、韓国紙などによると1995年、平壌生まれの21歳。正男氏の2番目の妻で、マカオに住むイ・ヘギョン氏との間に生まれた息子で、妹がいる。
2011年にボスニア・ヘルツェゴビナのインターナショナルスクールに入学。当時は金髪に染め、ピアスを左耳に付けているとされていた。金正日総書記の死去後には、フランスのパリ政治学院ルアーブル校へ。同校を卒業し、昨年9月には英オックスフォード大学大学院に合格したが入学を取りやめた。暗殺を恐れたともいわれている。
正男氏は01年に来日し、強制退去処分となった。その際に同行していたのは現在北京滞在の最初の妻シン・ジョンヒ氏と息子のキム・グムソル氏とされている。