米国人が最も嫌う国は北朝鮮 86%が「好ましくない」

【ソウル聯合ニュース】世論調査会社の米ギャラップは20日(現地時間)、米国人が最も嫌う国は北朝鮮だとする調査結果を発表した。

 同社は、北朝鮮による弾道ミサイルの発射(12日)と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男(キム・ジョンナム)氏の殺害事件(13日)が起きる前の今月1日から5日にかけ、米全域の成人1035人を対象に外国への好感度を調査した。

 それによると、北朝鮮に「好感を持っている」との回答は11%で、調査対象の21カ国・地域のうちで最低だった。次いで低かったのはイランで12%。北朝鮮を「好ましくない」とした回答は86%で、イランと並び最も高かった。

 米国人の北朝鮮に対する好感度は、2000年から02年にかけては23~31%と今よりも高かった。02年に当時のブッシュ米大統領が北朝鮮とイラン、イラクをひっくるめて「悪の枢軸」と非難して以降、好感度が低下したとギャラップは説明している。

 一方、今回の調査で「好感を持っている」との回答率が最も高かったのはカナダ(92%)で、次いで英国(91%)、日本(85%)、フランス(83%)、ドイツ(82%)の順だった。

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