はじめに
こんばんは。書く習慣コーチングのカクノシンです。
今回は前の記事に引き続き以下の5章立手の第2章の
「科学的根拠に基づいた計画の立て方」を紹介します。
後半は以下の記事をご覧ください。
前の記事はこちらです。一章について書いてます。
第1章 より良い計画を立てる
第2章 科学的根拠に基づいた計画の立て方
第3章 計画案をまとめる
第4章 問題解決の手順
第5章 問題解決モデル
科学的根拠に基づいた計画の立て方
1.PLAN DO SEE
計画・実施・検討、それは私達の行動のすべての基本です。
特に仕事を行う上では、このサイクルは当たり前になっていくもので、
必ずこのサイクルで仕事は行わなければなりません。
なぜトーマス・エジソンは成功したのでしょうか?
それは成功するまで、やり続けたからです。
確かに成功するまでやり続けたのですが、ただやり続けたわけではありません。
どのようにやり続けたかが大切なのです。
結局はこのPlan→Do→SEEのサイクルを回し続けたのです。
トーマス・エジソンは、白熱電球を完成するまでに1万回以上失敗を繰り返したことは知っていると思います。
ただ、その失敗の繰り返しの中に、まず「この材質は白熱電球フィラメントとして使えるだろうか?」というプランを練り、それを実験して失敗だった。
その結果に対して、「じゃあ、次はこの材質ではどうだろう」といった検討があり、次のプランに反映していく。単純に示せばこの繰り返しだったのです。
ですから、このPlan→Do→Seeのサイクルを回せば、必ず成功します。
あとは、何回このサイクルを回したかの差だけです。
しかし、多くの人が「まずやってみよう」といった”Do”だけとなってしまいます。
これをやってしまうことは致命的な失敗になってしまいます。それはなぜでしょう?
まず最初に『プランが無い』からです。だから『検討・反省ができない』のです。
基本的に”See”の部分は、ギャップです。計画としてある場所に行くのに1時間でいけるところを2時間かかってしまった、となれば「なぜ1時間オーバーしたのだろう」ということに気づけます。
では、もし最初にプランが無ければ、このことには気づけないままです。
そうなると、反省のしようがありません。
このままの状態でやり続けたとしても、そういう人に限って「こんなにがんばってやっているのに」と言ってしまうばかりです。
それで「才能がない」「運がない」と言ってしまう人がいますが、これは大きな間違いです。
運がないわけではなく、『Plan→Do→Seeのサイクルを回していない』だけなのです。
例えば小学生の夏休みの宿題もそうです。夏休みに入ったときに、その宿題の計画を練った人もいると思います。それを実際に計画通りにやっていこうというだけでも。なかなか大変なのはわかると思います。
では計画を練ってやるだけでも大変なことが、
『最初から計画すらねらないで「うまくいこう」という考えの甘さ』なのです。
まずプランがないことが、失敗となってしまいます。