定期購読者から学習教材の開発名目で不正に出資を募ったとして、山口県警は17日、科学雑誌「Newton(ニュートン)」の発行会社「ニュートンプレス」の元代表取締役高森圭介容疑者(77)(東京都杉並区永福4)と、関連会社の管理部長関博和容疑者(69)(さいたま市南区白幡4)を出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで逮捕した。
県警はニュートンプレス社が会社ぐるみで全国から約7億円を集めたとみている。
発表によると、2人は2015年2月〜16年3月、島根、埼玉両県在住の同誌定期購読者の70〜76歳の男性3人に対し、元本と年5%の利息を約束して出資を募り、計1200万円を同社名義の口座に振り込ませた疑い。高森容疑者は「お金を借りただけだ」と容疑を否認し、関容疑者は「不特定多数から集めていたわけではない」と一部を否認しているという。