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【コラム 撃戦記】

空手のルール変更で日本勢 戦い方の見直しを迫られそう

2017年2月21日 紙面から

 国際柔道連盟(IJF)が昨年、「有効」と「合わせ技一本」を廃止した新ルール発表。2月のグランドスラムパリ大会から採用した。時間も男子の5分が女子と同じ4分に。不安を抱えたパリ大会だったが、終わってみれば日本柔道の“一本勝ち”に近い状態。男女で7階級を制し、選手たちからも「日本に有利」とする声が多かったようだ。

 2020年東京五輪に正式種目入りが決まった空手も昨年、オーストリア・リンツのWKF会議で組手試合がルール変更。2月のプレミアリーグ・パリ大会から新ルールが採用された。同点の場合、これまでは5人の審判の旗判定だったが、新ルールは1−1以上のスコアで試合が終わった場合、最初のポイントを取った方を勝者とする。後半の追い上げを得意とする選手には不満のようで、日本人選手たちからも柔道のように歓迎とはいかなかったようだ。

 五輪の正式決定で外国勢の姿勢も変わっている。日本勢は戦い方の見直しを迫られそうだ。 (格闘技評論家)

 

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