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【大リーグ】

田沢VSイチロー 今季初の“日本人対決”が早くも実現

2017年2月21日 紙面から

打撃練習に初登板したマーリンズの田沢(左端)と打席のイチロー(51)=ジュピターで(共同)

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 【ピオリア(米アリゾナ州)秋野未知】大リーグのキャンプは19日、マリナーズの岩隈久志投手(35)が当地で今春2度目のブルペン入り。前回の30球からほぼ倍増の54球を投げ、ほぼ全ての球種をチェックするなど調整した。マーリンズのイチロー外野手(43)は、フロリダ州ジュピターで新加入した田沢純一投手(30)と打撃練習で対戦。全5球のうち2スイングした打球はともにファウルとなり、右腕を「雰囲気がいい」と称賛した。

 今季初の“日本人対決”、田沢VSイチローが早くも実現した。球筋を見極めることを主としたフリー打撃で、田沢がイチロー相手に5球を投げた。うち2スイング(2球ともファウル)と積極的に振っていったイチローは「日本人ピッチャーは、共通して(制球がいいという)安心感はありますよ」と今年から同僚となった救援右腕との対戦を振り返りつつ、目を細めた。

 昨季終了後オフFAとなった田沢の加入は、チーム首脳陣へのイチローの推薦もあったと言われる。4年連続で50試合以上登板している田沢の印象を問われると、「毎日投げているイメージ。使う側は便利だよね。いつだって文句言わず行ってくれそうだし、雰囲気がいいもんね」と、そのタフネスぶりと人間性も評価した。

 緊張の面持ちで13歳年上の先輩と対峙(たいじ)した田沢は「(相手を)意識はしなかったですけど、ストライクが入ってなかった」と苦笑い。WBC米国代表にも選ばれている主砲スタントンとの対戦では、左中間に特大の一発を食らい、「いいボールも悪いボールもあった。うまく(打者との感覚、間合いが)つかめなかった」と反省しきりだった。(ジュピター穐村賢)

 

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