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【プロ野球】

大谷を張本さんが本気で心配 「これでは評論できない」

2017年2月21日 紙面から

張本さんが見つめる前で、豪快なスイングを見せた日本ハム・大谷=名護で(佐々木彰尚撮影)

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 日本ハム・大谷翔平投手(22)は20日、3日連続で屋外でのフリー打撃やダッシュを行い、打者としての実戦復帰に向けて着々と準備を行っている。

 そんな中、日本ハムOBで野球評論家の張本勲さん(76)がキャンプ視察に訪れた。この日は風速5メートルを超える強烈なアゲンストが常時吹き付け、2日で計23発柵越えを放ってきた大谷でも、45スイング中4発のみ。

 3日目で初めて場外弾が出なかったが「1日1日よくなっている所と、思うように行かないところがある。よりいい打撃を目指したい」という。

 その大谷について、張本さんは「この状態では評論できない」とばっさり。

 だが「喝!」も「あっぱれ!」も付けられないというのは、打撃の調子ではなく「本来下半身をしっかりして打つものを、足が完璧じゃないから遠心力で打っている。これでは評論できないから、早く治してほしい」と、不完全な状態に意見することを避け、体調を気遣っていた。

 TBS系情報番組「サンデーモーニング」内の名物コーナー「週刊御意見番」では、過去に大谷への激辛コメントも多かった。二刀流やメジャー挑戦には否定的で、今回右足首痛でWBC出場を辞退した時も、二刀流でやってることが走り込み不足、ケガにつながったと持論を展開した。

 しかしこの日は「こんなことを言えば球団は怒るかもしれないが、早いところ(手術で炎症の原因になっている骨片を)取って治した方がいい」と本気で心配。大谷は「頑張ります」と、張本節に応えていた。 (竹村和佳子)

 

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