聞き手・大内悟史
2017年2月21日03時00分
若い世代を中心に、刀剣文化への関心が高まっている。2~3月の県内では、三島市の佐野美術館(19日で終了)、静岡市文化財資料館(3月5日まで)、島田市博物館(同26日まで)で刀剣を展示。ブームはどこへ向かうのか。いわば「元祖刀剣女子」の渡辺妙子・佐野美術館館長(79)に、日本刀の魅力や鑑賞のポイントを聞いた。
――パソコンやスマホで楽しめるゲーム「刀剣乱舞」登場をきっかけに、若い女性の刀剣への関心が高まり、「刀剣女子」という言葉も生まれました。どう見ていますか。
一昨年のある時期、来館者の層が変わりました。きっかけはゲームだと知り、驚きました。天下三名槍(そう)の一つで当館寄託(個人蔵)の「蜻蛉(とんぼ)切」を見るために、5回来館した人もいます。
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