考古学にそれほど興味のないタンポポですが、ラスコー展に行って来ました。
本当は、娘が誰かと行くはずだったチケットが2枚あって、結局最終日になるまで行く事が出来なかったと言うのです。
誰と行こうとしていたのか…?
うーむ( ^ω^)…詮索すまい。
ムダが嫌いなので、娘とふたりで行って来ました。
上野・国立科学博物館です。
動物園と美術館はよく行くのに、博物館に入るのは初めてです。
最終日ですが、皆さんラスコーにそんなに関心があるかしら?
マニアは早くに訪れていて、もうそれほど混まないんじゃない?と思いましたがとんでもない大間違いでした。
会場には当日券を求める長蛇の列…
あまりの混雑ぶりに、展示説明もよく見えず、ざっと見て来ただけのラスコー展でした。
ラスコーの壁画を知らない人はいないと思います。
教科書に載っていますから。
でも、最初にほんの少し記述があるだけで、詳しく習ったりしませんよね。
だから私も、あの壁画は知っていても、洞窟がどこにあるのか知りませんでした。
ラスコー洞窟は、フランスの西南部ドルドーニュ県、ヴェゼール渓谷のモンティニャック村近郊にあります。
展示室に入り、最初に見るのがこの母子です。
リアルサイズに再現された、クロマニョン人の母子。
動物の毛皮で出来た衣類をまとい、装飾品をつけお洒落していますね。
会場は6つのブロックに分かれていました。
第1章 衝撃の発見、壁画の危機、そして閉鎖
第2章 封印された洞窟を開く よみがえるラスコー
第3章 洞窟に残されていた画材・道具・ランプの謎
第4章 ラスコー洞窟への招待
第5章 ラスコーの壁画研究
第6章 クロマニョン人の世界 芸術はいつ生まれたか
2章と3章のスペースには、精巧に再現された洞窟の模型がありました。
複雑にくねった洞窟の形状と、その中にいる人間の模型から、壁画のスケールを知る事が出来ます。
この洞窟の壁画は、4人の少年達と「ロボ」という名前の犬によって発見されたというエピソードが一番興味深かったです。
これは、第4章の会場で体験できる、実物大壁画です。
背中合わせのバイソン
泳ぐシカ
第5章の会場に展示されていた、オオツノジカです。
見上げる程に巨大です。
後期旧石器時代にいた、動物の大きさを実感する事が出来ます。
第6章の会場にもクロマニョン人がいました。
「ギャートルズよりも、着ているものがちゃんとしているね。」と娘に言うと
「ごめん、意味が全然わからない。」と言われました。
はじめ人間も知らんのか…
この時代にはもう、針のような道具を使って獣の皮を縫製していたそうです。
何のためにあのような壁画を描いたのでしょうね?
まるで興味がなかった私も、考古学のロマンが少し解ったような気がします。