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【ドラニュース】

柳の決意「開幕2軍じゃダメでしょ!」

2017年2月21日 紙面から

 中日のドラフト1位、柳裕也投手(22)=明大=が20日、初めて過ごす春季キャンプで感じる素直な思いを語った。多くの期待を浴びる使命感や、力を出し切れていないもどかしさ、さらにはグラウンドの外での過ごし方と全てが経験。残る最終第4クールからオープン戦へと続いていく生き残り競争に向かう決意を再確認した。 (構成・小西亮)

 けがなく第3クールまで終えられたのは良かったですが、正直言うと自分の中では、もっとできる自分がいました。大きかったのは、キャンプ初日です。よくユニホームを着ると違うなんて言いますが、その通りだった。硬くなるタイプではないんですが、ウオーミングアップのときから緊張していました。独特な雰囲気でしたね。

 新人なんだから、最初はこんなもんだろうと楽観的だったんです。でも、結果的にズルズルと悪い流れを引きずってしまって。周りから「無理するなよ」とか「ドラフト1位だから見られて大変」って言ってもらうのはありがたいんですが、そこに甘えてばかりもいられない。自分で危機感を持って、これじゃダメだという思いが日に日に強くなっていきました。

 ドラフト1位として注目していただいているのは本当にうれしい。言い方は悪いかもしれませんが、ブルペンや試合の内容がどうであれ取り上げてもらえる。でも、その思いをうまく体で表現できないもどかしさもあります。僕には実績がなく、その日その日の出来が評価になるので。

 悪い状況の時にどう自分と向き合って、乗り越えていくのか。こういう世界で生きていくんだなと。キャンプに入って投げる強度が一気に上がったので、今思うと1月にもっと強度を高めてやっておいたほうが良かったなと思っています。それも経験ですし、来年に生かしたいです。

 まだ投げている球にはしっくりきていないですが、日がたつにつれて環境にも慣れ、上向いては来ました。15日の実戦デビューくらいからですかね。今は自分の投球をすることを考えています。球の強さや質を求めて行く中で、打者との駆け引きも磨いていかないといけない。

 

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