【コラム】平昌冬季五輪、韓国ならではの「情」でおもてなしを

 韓国料理や文化を各国の言語で伝えるモバイル・アプリケーションを作るほうが効果的かもしれない。江原道は「ツアー江原」というアプリを作り、4カ国語で観光情報を今年から提供している。五輪期間中は各競技場はもちろんのこと、観光名所周辺の無料公共Wi-Fi(近距離無線LAN接続サービス)がつながるようになる。世界的に優れた情報技術(IT)環境は韓国の誇りだ。

 韓国に関する情報を見てやって来る外国人客の中には、体がしんから温まるオンドルや、あぐらをかいて食事ができる座卓に興味を持ち、それを経験したいという人も多いだろう。彼らが自分の国に戻って韓国料理店を見かけた時、「ショート・リブ・スープ(Short Rib Soup)」でなく「カルビタン(Galbitang)」と韓国語の料理名で注文できたらどんなにいいことか。

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は先日、平昌に「皆さんは来年、五輪で新たな地平を開くのです」というメッセージを送った。五輪期間中に韓国人が世界を魅了できる最高の「ソフトウェア」は、温かくお客様を迎える韓国人ならではの「情」ではないだろうか。外国人客が「韓国にまた来たい」と思えるような思い出を作ってこそ、五輪が成功したことになる。

江原取材本部=チョン・ソンウォン記者
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