みなさん恥骨(ちこつ)って知ってますか?
「恥ずかしい骨」と書いて、「恥骨」です。その名前の通り、恥ずかしい場所にあります
骨盤のこの辺り。
想像してください。こ自身の恥骨の周辺に何があるか。
モザイクかけさせていただきます。
この恥骨を骨折した話です。
18の夏、中国旅行へ
僕には3つ年上の兄貴がいます。当時兄貴は中国に留学していました。
ちょうど夏休みであった事と僕自身も中国好きな事もあり、1週間中国旅行に行く予定でした。
中国旅行が近づくにつれ、僕のテンションは最高潮になっていました。
兄貴に会う事が久しぶりだったし、中国の歴史的建造物に興味ありありだったし、美味い中華料理が楽しみで仕方なかったんです。
買い物へ
出発前日、テンション上がりまくってる僕は買い物に出かけました。
「旅行に備えて携帯の充電器を買っておこう!」と思ったのと、「最高潮のテンションを自宅で抑えられない!」と思ったからです。
僕の相棒の原付に乗って近くの電気屋まで行きました。
衝撃
時刻は14時ごろでした。自宅から電気屋まで原付で10分少々です。
僕「ぶーん!ぶーん!」
テンションMAXで運転していました。
電気屋までは、途中交差点があります。普段ならなんて事ない交差点です。ですが、僕は明日、中国に行きます。200%交通ルールを守るべき男です。
当たり前に交差点の一時停止で原付を停めました。
その時ふと思いました。
「あれ、俺に向かって車が近づいてきてね??」
珍子が痛い
まさにスローモーションでした。
なぜなのか、車が僕の原付に向かって進んでくるんです。
僕「え?これぶつかるよね?」
僕「え?流石に避けれないよ!」
僕「え?交通事故ってこういう事?」
僕「え?俺は一時停止していただけだから悪くないよね?」
僕「あああーーー!!ぶつかるっーーーー!!」
すごいスローモーションだったので色んな事を考えました。
気づいたら珍子に衝撃と鈍痛がありました。
子供の声が聞こえる
僕が停車していた方向へ左折した乗用車が、僕の存在に気づかず激突。
こういう状況です。
燃え上がる様に熱い下半身に耐えていると子供の声が聞こえました。
子供「あ〜〜あ!ばあちゃん、なんばしよるとっ!!」
※標準誤訳「おばあちゃん、何してるの?」
乗用車を運転していたおばあさんのお孫さんの声です。小学生入学前くらいの歳なのに、コテコテの佐賀弁でおばあさんを責めます。
僕「お嬢ちゃん、おばあさんを責める前にお兄さんを助けてくれ」
そう思いました。
その後、お嬢ちゃんではなく、近くを散歩していたおじさんに助けてもらいました。
病院へ
なぜ珍子が痛いのか?そう思って病院へ行くと原因がわかりました。
焼ける様に熱い下半身は、どうやら原付のハンドルが激突したみたいでした。
レントゲンを撮りました。診断は
医師「恥骨の骨折ですねー」
僕「そうですか...(明日から中国行くの大丈夫か?)」
医師「もう少しハンドルがズレていたら、潰れていたね」
僕「(ゴクリッ)」
そう言われて湿布と痛み止めを貰いました。
湿布をもらいましたが、毛が邪魔です。パ●パンでないと湿布なんて貼れません。無言の圧力を感じました。
でも流石に剃りませんでした。
そのまま中国へ
警察や保険会社やバイク修理のことを親に任せ、恥骨が折れたまま中国旅行へ行きました。骨は折れていたものの、普通に生活する分には大きな痛みは感じませんでした(若いってすごい)。
中国では、病院でもらった湿布をふくらはぎに貼りました(歩き疲れて、恥骨より痛かったので)。
それと、携帯電話を盗られました。
この話は別の機会にできればいいなと思います。
こんなのあります
もし足を骨折したら、これを使ってください。 お風呂入れます。
※関連商品探してみても、恥骨用は売ってませんでした。
もし見つけたら連絡ください。絶対連絡ください。
さいごに
みなさんも交通事故にご注意を。
そして、交通ルールを守ろうね!
それではっ!