蹴球探訪
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【首都スポ】[大学サッカー]関東選抜Aが全日本選抜に逆転V2017年2月20日 紙面から
◇デンソーカップチャレンジ<決勝> 関東選抜A 2−1 全日本選抜関東選抜A、逆転V!! 大学サッカーの第31回デンソーカップチャレンジ最終日は19日、愛知・刈谷市総合運動公園で決勝など4試合を行い、関東選抜Aが全日本選抜に2−1で逆転勝ちし、10大会ぶり13度目の優勝を果たした。先制された関東選抜Aは1−1で迎えた後半終了間際、FW鈴木国友(桐蔭横浜大3年・相洋)がセットプレーから決勝点を挙げた。大会最優秀選手は関東選抜AのMF守田英正(流通経大3年・金光大阪)が選ばれた。 劇的な決勝ゴールが試合終了間際に飛び出した。関東選抜Aが「打倒全日本選抜」の目標を達成した。後半ロスタイムの左CKに飛び込んだのはFW鈴木国。後半26分からピッチに立っていた背番号「19」が執念で右肩に当てたボールが静かにゴールネットを揺らした。逆転弾の喜びは間もなく勝利の歓喜となった。 鈴木は試合後、「(残り時間的に)ラストチャンスかなと思っていました。自分の価値を高めるには点を取らないと。それなのに、この大会ではここまで結果を出していなかったので、素直にうれしかったです」と、殊勲の一発を振り返った。 1回戦はスタメンでのプレーだったが、無得点に終わった。調子自体が上がってこない中で、この日はベンチスタートを強いられた。交代で入ってからも、「イメージ通りのプレーはできていませんでした」というが、最後の最後でFWとしての役割を果たした。 ヒーローは苦笑いを浮かべながら、「悔しさも残る大会になりました」と話した。「全日本を倒して優勝できたので、チームとして取り組んできたことは報われたと思います」と、優勝そのものには達成感を覚えた。その一方で、「自分の評価をもっと上げようと思って意気込んでいたんですけど、そうはなりませんでした」と、自身のパフォーマンスが大会全般を通して納得できるものでなかったことを嘆いた。 この不完全燃焼は今後の戦いで晴らしていくつもりだ。シーズン最初のタイトルを獲得できた幸先の良さを絶対につなげる。「チームで暴れますから」と桐蔭横浜大での大活躍を誓った。 (関孝伸) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。 PR情報
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