東京外郭環状道路のトンネルを掘る巨大なシールドマシン=東京都世田谷区で2017年2月19日午後、竹内紀臣撮影
関越道と東名高速を結ぶ東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル工事で使われる巨大な掘削機「シールドマシン」が19日、東京都世田谷区の工事現場で報道陣に公開された。直径約16メートルの円筒形の機械で、国土交通省によると国内最大という。
トンネルが整備されるのは東京都練馬区の大泉ジャンクション(JCT)と世田谷区の仮称・東名JCTを結ぶ約16キロの区間。地下約40メートルの深さに、3車線のトンネルを2本通す。シールドマシンは月約500メートルのペースで掘り進め、コンクリートでトンネルの壁も作ることができる。
周辺の住民らによる反対運動もあり、地上部分の用地取得が完了していないことなどから、開通時期は未定という。【曽田拓】