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【大リーグ】

カブスとマイナー契約の川崎が覚悟の6年目 「今年は全部出し切る」

2017年2月20日 紙面から

屋内での打撃練習を終え、同僚と談笑しならが引き揚げる川崎(左)=メサで(社英夫撮影)

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 【メサ(米アリゾナ州)秋野未知】大リーグのキャンプは18日、カブスとマイナー契約した川崎宗則内野手(35)が日本選手の大トリを取り、当地でキャンプイン。土砂降りの雨であいにくの室内調整となったが、「もう明日(野球を)辞めてもいいというくらいの覚悟」と、渡米6年目の意気込みを語った。アストロズと1年契約を結んだ青木宣親外野手(35)も、フロリダ州ウエストパームビーチでメジャー6年目のキャンプイン。新天地の始動となるフリー打撃で、32スイング中16本の安打性の当たりを放った。

 覚悟の渡米6年目−。カブスの川崎は、日本選手の大トリを取りキャンプイン。6年連続でマイナー契約からのメジャー昇格を狙う今季は、腹をくくり、力を出し切ると誓った。

 「もう明日(現役を)辞めてもいいというくらいの覚悟で、思い切って、けがするくらいのプレーして、すっきりしたい。今年は出し切るよ、うん」

 燃え尽きるという思いは何よりも強い。川崎は、さらに「全てを出し切って、そして今日1日を終わる。(それをこの後)10年やってるかもしれないけどね(笑)。でも、今年になって初めて長々やろうとは思わなくなった」と、重ねて全身全霊を口にした。

 ムネリンらしく笑いを取ることも忘れなかった。これまで自炊したことがないと自ら明かしておきながら、「スパッと辞めた後は(米国で)焼き鳥屋かな」。また、キャンプでの必需品を聞かれると「一番は僕の大事な体、メンタル、家族。この3つだと思う」と“品”ではない3要素を挙げ、周囲をけむに巻いた。

 この日、アリゾナ州では珍しい大雨が降り、室内で軽く打ち込む調整となった。「少し残念でした、やっぱり。まあ、でも、また明日。明日に楽しみをとっておきます」。35歳の“元気印”は、最後は明るい声で締めた。

 

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