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【プロ野球】

坂本、練習試合でWBC韓国代表投手撃ち

2017年2月20日 紙面から

巨人−WBC韓国代表 6回裏1死二、三塁、坂本勇が2点タイムリー二塁打を放つ=那覇で(武藤健一撮影)

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◇練習試合 巨人4−0WBC韓国代表

 韓国撃破だ。巨人は19日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国代表と練習試合を行った。日本代表の坂本勇人内野手(28)は「3番・遊撃」でスタメン出場し、2点適時二塁打をマーク。対外試合初安打で、チームも4−0で今季初勝利。侍のショートストップが23日からの代表合宿(宮崎)へ仕上がってきた。

 1点リードの6回1死二、三塁だった。連打と犠打でつくったチャンスで魅了した。1ボールから内角124キロスライダーを引きつけて、思い切りひっぱたく。左翼手がもたつく間に二塁を陥れた。

 「ファーストストライクをタイミングよくいけた。自分の形で打てました」

 マウンドは左腕・車雨燦(チャ・ウチャン、29)。韓国球界で昨季まで2年連続2桁勝利を挙げ、2015年には最多奪三振を記録した。同年秋のプレミア12でも対戦して、犠飛を放った「韓国のドクターK」を攻略した。

 調子を崩していた。実戦では12日の紅白戦(宮崎)の第1打席で田口から右前打を放って以来、快音が消えた。18日のサムスン(韓国)戦でも3打数無安打2三振に終わっていた。だから、久々の安打にも安心せず、途中交代した終盤以降は室内練習場で打撃練習。スイングの軌道をチェックし続けた。

 「あまり調子がよくない中で、結果が出たのは自信になります」。前回WBCで優勝を逃したメンバー。プレミア12では準決勝で韓国に負けている。過去、激戦を繰り広げてきた宿敵とは互いに勝ち進めば2次リーグで対戦する。世界一に飢えた坂本勇が、万全の準備をして代表合宿に向かう。 (川本光憲)

 

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