Q.結局どういうルール変更があったの?
A.今騒がれている変更は「①エクストラデッキからモンスターを出せる場所がフィールド中央の一箇所に限定された(公式名称:EXモンスターゾーン)」
「②新しく追加されたリンク召喚によりリンクモンスターを出すと、そのモンスターから伸びた矢印で示されたモンスターゾーン一つがEXモンスターゾーンになる。
A.手札を数枚消費するリンク召喚を絡めないと、エクストラデッキからのモンスターを大量に並べることができなくなった。
シンクロ召喚(レベルを合計してエクストラデッキからその合計レベルのシンクロモンスターを呼び出す)
エクシーズ召喚(同じレベルのモンスターを複数枚並べて重ねることでエクシーズモンスターを呼び出す)
ペンデュラム召喚(2枚のモンスターをスケールとして用意し、そのスケールの間のモンスターを一気に複数呼び出す)
をそれぞれ併用して、エクストラデッキから強力な破壊・妨害効果を持つモンスターを並べて相手を制圧するのが環境で強いデッキの戦法だった。
しかし、今回のルール変更でその定石とも言える戦法に待ったがかかったため誰もこれからの遊戯王がどうなるかわからない。
A.現在情報ソースが雑誌フラゲな上、その雑誌の紹介記事に関しても細かい相互作用への説明が不十分なためプレイヤー側も困ってる。
Q.なんで現役プレイヤーは怒ってるの?
A.前述の通り、現在の遊戯王の戦歩はエクストラデッキからの大量展開だったので、それを噛み合う高レアリティのカードが高いレートで取引されていた。
ここ昨今の遊戯王シリーズのアニメもエクストラデッキからの召喚を軸にして戦うキャラをメインキャラとして大勢出しており、当然彼らの切り札の大型エクストラモンスターが人気。
そんなところに今回のルール変更が来たので、今までできてたことができなくなり、それによってカードの人気・価値が落ちるから怒っている。
Q.カードが2円で取引されてるし、買取停止の店も出てるし大暴落してるんでしょ?
A.してない。オークションやネットショップを見ても分かる通り、殆どのカードの価格は据え置き。
原作での活躍もなく、エクストラデッキからの大量展開で利用されるようなエクシーズモンスター(つまり、性能でのみ価値の高いエクストラデッキのモンスター。今回のルール変更の煽りをかなりウケる)もほとんど値下がりしていない。
ただし、一部のカードは1ターンの間にエクストラデッキからシンクロモンスターを複数並べて、それをさらにシンクロさせて出すのを前提としたデザインだったため価格が落ちている。代表的なのは今月出たばかりのコズミック・ブレイザー・ドラゴン。
おそらく、カードショップ側としてはルール変更の価格に与える影響が全く読めないため買取を停止、あるいは「実質的な停止」として2円買取を行っているものと思われる。
Q.結局この記事で何が言いたいの?
A.まとめサイトの文面に踊らされて「遊戯王終わったんだな」って話を広める奴はバカ。
普段まとめサイトに躍らされてる人間を批判してるなら尚更バカ。
これでもかなり絞って説明してるので、これで何かがわからないと思うなら素直に「よくわからんから黙っておこう」と思ってくれ。
簡潔にまとまっててありがたい。
わかんねーどういうこと?って思ったけど3回読んだら分かった。良い記事