【広島】裏方10人次々ダウンの怪…発熱、嘔吐、へんとう炎で
宮崎・日南でキャンプを行っている広島は19日、打撃投手、ブルペン捕手の合計11人中、10人が体調不良を訴え、宿舎で静養していると発表した。鈴木清明球団本部長は「体調不良者が出て病院で検査をしました。元の原因については、まだ分かっていません。回復している者もいますが大事をとって全員、ホテルで待機しています」と説明した。
11人は、選手宿舎とは別の場所にある宿舎に全員が泊まっており、球場でも同じ控室を利用していた。今後、保健所が調査する可能性もあるが、症状は発熱、嘔吐(おうと)、へんとう炎など個人によって違う。
この日の練習では緒方監督がティー打撃のトス役を務め、石井打撃コーチは打撃投手として、約1時間30分にわたって24人に投げ、球数は約600球にものぼった。他のコーチやスカウトらも総動員して、ノックの捕球役や球出しなどを手伝った。緒方監督は「選手に集中してやってもらうため、スタッフが協力してやろうということ」と振り返った。
チームは20日午後に2次キャンプを行う沖縄へ出発するが、11人は同行せず回復を待って現地入りする。同日午前は練習を行うが、当初から打撃練習はロングティーだけで大きな影響はなさそうだ。沖縄では21日の休養を挟み、22日の練習はこの日と同様、現場にいるスタッフでカバーする。緒方監督は「“裏方さん”の合流も遅れそうだから、その分、選手でカバーする意味合いも含め1、2人多めに(沖縄へ)連れていかないとブルペンも回らない」と説明した。
広島では、18日に中崎がインフルエンザA型と診断されたが、それ以外に体調不良者はおらず、この日は全員が予定通りのメニューをこなした。
◆過去の主な大量離脱
▼09年ヤクルト 中日とのCS第1Sで、1軍選手にA型インフルエンザ感染者が続出。第3戦には左脇腹肉離れを抱え、フルスイングできない相川がスタメンマスクをかぶらざるを得ない状況になるなど、戦力不足に陥り敗退した。
▼14年西武 3月末に2軍でインフルエンザが流行。イースタン・リーグに出場可能な野手が6人だけで、投手の中崎、松下が外野手として先発。1、2軍の入れ替えもしばらく凍結された。