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【グラニュース】

開幕直前インタビュー(上) 風間流攻撃サッカーの極意

2017年2月20日 紙面から

 名古屋グランパスは今季、クラブ史上初めてJ2で開幕を迎える。Jリーグ創設時の「オリジナル10」の再建を担うのは、川崎で魅惑的な攻撃サッカーを作り上げた風間八宏監督(55)。時に「非常識」とまで称される独特なサッカー観と、示唆に富んだ言葉の数々を2回に渡って紹介する。(聞き手・青山直樹)

 −就任から1カ月。昨季までとは練習の内容が明らかに違う

 「面白いでしょ? 選手はすごく順調に吸収してくれていると思う。和泉や杉本といった若手もどんどん向かってきてくれる。頭の引き出しを開けた選手には、これからもっと色んなモノを詰めてやりたい」

 −MF和泉をサイドバックで起用したり、大胆な発想に驚かされる

 「視点を変えると全く見え方が違ってくる。刺激になって急に生き生きと面白くなる選手がいて、和泉はまさにそれ。まあ迷路に入らせることはしないから、(164センチの)杉本のセンターバックはないけどね」

 −ボールを大事にする哲学は、グランパスでも変わっていない

 「ボールを持っている方が有利に決まっている。守るとなると、敵はいろんな攻撃をしてくる。空中だったり、足元だったり、ドリブルばかりだったり、全部に対処しないといけない。俺たちのベースで戦えば、勝つ確率を高くできる」

 −ただサッカーはミスのスポーツと言われる

 「例えば、ハンドボールはボールを手でつかめるから正確。サッカーは足だから難しくなるけど、裏を返せばボールを奪う時も(不正確な)足になるわけ。だから技術を正確にすればボールは取られない。ミスのない選手なんて見たことないけど、いてもいいよね、とどっかで思ってる」

 

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